合格実績(2023年)

合格実績(2023年)

(以下:敬称略)

2023年度合格実績(在籍者16人中)

大    学 学部 学科 氏   名 出身高校
東京大学 理科一類 田籠 心太朗 洛北
東京大学 理科一類 安部 健士朗
京都大学 工学部 情報学科 加藤 卓磨 堀川
京都大学 工学部 地球工学科 小笹 真嗣 洛星
京都大学 工学部 工業化学科 佐々木 健成 洛南
京都大学 文学部 西前 奏志 洛星
京都府立医科大学 医学部 医学科 高瀬 萌永 堀川
大分大学 医学部 医学科 礒村 淳生 同志社香里
大阪大学 薬学部 小柳 哲平 明星
大阪公立大学 工学部 航空宇宙工学科 N・R 西京
大阪公立大学 経済学部 原口 愛海 堀川
京都工芸繊維大学 工芸科学部 設計工学域情報工学課程 堂本 裕生 洛星

合格者の声

東京大学 理科一類 田籠心太朗 洛北高校

 東大理1に合格した中高一貫の稲荷生です! 高3になってからの話は他の人が書くと思うので、僕は中1から高2までの話をさせていただきます。
 僕が稲荷塾に入ったのは中1の9月です。数学が苦手で、中1の途中から入っても個別に面倒を見てもらえる進学実績の良い塾に入りたかったので稲荷を選びました。
 稲荷塾に入って良かったことは、東大に合格できる実力がついたことだけではありません。稲荷塾に行く最大のメリットは、部活やその他の課外活動にしっかりと打ち込んだうえで、大学受験という目標(いまとなっては通過点ですが)に向かって効率の良いカリキュラムで勉強できることです。
 これは個人的な感覚ですが、中学数学と高校数学の分量は難易度や到達すべきレベルを考慮すると1:5くらいの割合です。稲荷では中1のうちに中学数学を終えました。基本的なことしか勉強しませんでしたが、中学の難問が解けないからと言って高校数学で困ったことはありませんでした(本当に基本さえできればOKです!) 。1年で中学数学を終わらせて高校数学に早く入れたことに自分は物凄く恩恵を受けました。確かに中2、中3で数1Aから数Ⅲまでを勉強するのは少し大変でしたが、高校に上がって部活が忙しく家で1日1時間しか勉強できなくなっても、数学を先取りしていたことで時間的な厳しさもかなり軽減されていました。また、高1〜高2の部活が忙しかった時代は稲荷先生から土曜日に個別指導をしてもらっていました。そのことは忙しいとあまり時間を割かなくなりがちな数学の演習時間を確保することにもなりました。しかも、稲荷塾は問題選びが良い!!復習することで確実に自分の力になりました(まだまだかもしれないけど)。高校時代は割と多くの人が勉強と部活などの両立に困ることだろうと思いますが、僕は稲荷塾を利用することでどちらにも打ち込むことができました。入って良かったですよ。これからは自分が恵まれた環境にいたことに感謝しつつ大学で自分の目標に向かって進もうと思います。

京都大学 工学部 情報学科 加藤卓磨 堀川高校

 私は高校一年生の最初から稲荷塾で数学をやっていました。授業の予習で稲荷の独習数学を読むとき、意味が分からなくて苦戦していました。高校1、2年の間は特に勉強していなかったので成績はあまり良くなかったです。
 このままでは流石に間に合わないのではないかという危機感から高校2年の冬休みに積分を頑張ることにしました。そのおかげで積分はかなりできるようになりました。それと3年の春休みに理科の重問を繰り返し演習していました。
 3年での演習2、演習数3は結構難しい問題が多かったのですが、その週にやる単元を毎週自分で対策してから授業に臨むという勉強のサイクルを作ることができました。
 途中からだんだん解ける問題が増えてきて、その分復習に要する時間が短縮され別のことができるという習慣がついたのも良かったと思います。
 3年の夏休み明けあたりからいい感じの別解なども思いつくようになりました。綺麗な解法を見つけたときはとても嬉しかったです。
 また理科は秋に一人模試をやっていたときは全然ダメだったのですが、冬休み明けになって突然できるようになりました。多分冬休みに頭を整理できたからだと思っています。秋にやっておいて良かったです。
 一方で私は数学の点数がその日の気分次第で大きく上下するという欠点を抱えていて、これは結局克服できなかったです。
 共通テストで失敗したのですが、落ち着いて二次試験の準備をしたことで合格できました。

京都大学 工学部 地球工学科 小笹真嗣 洛星高校

 僕が入塾したのは高3になってからで、それまでは学校での勉強と自分の勉強だけでなんとかやっていました。この時はまだ、大問全てを解き切る力というものがなく、模試ではそれぞれの大問の最後までたどり着くことがなかなかできませんでした。その状態で演習2と演習数Ⅲの授業を取り始めましたが、はじめは知らなかった解法もたくさんあり、自分で手を動かしてみてやっと解答の意味がわかる程度でしたが、次第に時間内に解ける問題も増えました。吸収した内容や解法を他の問題に当てはめられる時はとても喜びを感じました。自分から動かないと本当に何も得られないというのが身に染みて感じられた一年でした。
 また稲荷塾に行っていたおかげで、難しめの問題に対して1時間半取り組み続けるという姿勢を身につけられたと思います。それから、どんなに難しそうな問題でも解答を見るとB 5の紙に綺麗に収まっているので、一枚に収められるはずだ!と考えるようになりました。
稲荷塾の「あたりまえ」について行くのは大変でしたが、とてもやりがいのある勉強をさせてもらいました。

京都大学 工学部 工業化学科 佐々木健成 洛南高校

 中高一貫校に通って中学時代数学をサボりにサボり、数学のテストの順位は下から数えた方が早く途方に暮れていたところ、稲荷塾に出会いました。冴えない成績だった僕は模試で数学の偏差値70をとれるようにまでなりました。その秘訣をここに書き記します。
 僕は高校2年生の時に稲荷塾に入りました。まず最初に稲荷塾が教えてくれたのは基礎の大切さです。以前の僕は数学の成績なんて地頭に依存し、努力しても変わらないのではと懐疑的でした。そんな僕が変わったのは最初にいただいた基本的な問題が乗っているテキストをやってからです。そこで頭に叩き込んだ”武器”を使うことで駿台模試などでは連戦連勝。少なくとも大失敗することは無かったです。数学は自分の持っている”武器”をいかに使うかで、その武器がなければ始まらない、僕の数学に対する認識が180度変わりました。
次に習ったのはその武器の使い方です。毎週稲荷塾に行けば演習の時間が絶対に確保できます。怠け癖がある僕も強制的に演習することで叩き込んだ武器の使い方を学びました。そうすることで今までたちうちできずに飛ばしていた難しい問題たちにもしっかり向き合うことができるようになりました。
 復習も怠ってはいけません。最初の方は解いて解答を見てそれで終わりでした。それじゃあ、次に同じような問題にあたったとき解けません。それに自信もつきません。でも、せめて解けなかった問題だけでも解き直すと自信にもなるしいいと思いました。
 そのようなアドバイスにより数学に揺るぎない自信を持つ、ということはかないませんでしたが、解ける問題が増えて嬉しかったし、苦手意識は少し払拭できたと思います。

京都大学 文学部 西前奏志 洛星高校

 僕はこの「合格者の声」欄にいるみんなと肩を並べられるような受験生ではありませんでしたが、声を発することはできるので書きます。
 僕は中2頃に急に勉強をサボるようになり、当然成績も落ちました。特に数学は、(名前を書いた上で)定期テストで0点を取るレベルになってしまいました。このままではアカン、とギアを上げたものの、数学はどうしてもうまくいかずに悩んでいた高2の冬、母から紹介されたのが、僕と稲荷塾との出会いでした。
 稲荷の数学は案の定難しく、ついていくこともできませんでした。それなのに、宿題などできるはずの努力を怠ってしまったため、僕は最後までテストでドベを争うレベルでした。
そんな、『残念な受験生図鑑』があったら載っていたであろう僕でしたが、本番では、計算ミスもあったものの無事(?)1完+αできました。
 僕がこれほど成長できたのは、紛れもなく稲荷塾のおかげだと思います。というのも、僕は疑問に思ったことを追究することだけは怠らなかったのですが、これに応えてくれたのが稲荷塾だったからです。僕は勉強中によく自問自答していましたが、数学の質問に関しては答えられないので、稲荷先生に質問していました。先生は質問に素早く、わかりやすく答えてくださったため、とても勉強がはかどったのです。
 好奇心を忘れないでください、というのが、これから稲荷塾に入ろうと思っている受験生の方々に対する僕からのメッセージです。受験勉強はおもんなくてしんどいし、稲荷も難しいのですが、好奇心を持って、わからないことを先生に質問して理解するということを繰り返せば、きっと数学力も上がるでしょう。

京都府立医科大学 医学部 医学科 高瀬萌永 堀川高校

 私は、苦手だと感じていた数学を克服し、医学科に現役合格したいと思い、高校入学時に稲荷塾に入塾しました。高校1年生の間に高校数学を一通り学びました。当時数学が苦手だった私にとって、数ⅡBや数Ⅲを学ぶのは特に大変でした。しかし、学校よりも速い進度で学ぶことができたので、学校の授業に余裕ができ、2年生以降に理科に多くの時間を注ぐことができました。
 2年生の時は演習1で学びました。この頃から、部活に熱中しはじめ、好きな化学と生物以外ほとんど勉強しなくなりました。案の定、成績も下がっていき、特に数学は悲惨な状態になっていき、到底医学科に合格できるような成績ではありませんでした。そのような状況の中で周りからの働き掛けもあり、2年生の冬に本格的に受験勉強を始めました(本当は2年生の夏に始めるべきです)。基礎に穴が沢山あったので、春までは演習1のテキストとプリントのやり直しを通して、基礎固めをしました。
 3年生の時は演習2と演習数Ⅲで学び、さらに問題の難易度が上がりました。最初は、解ける問題が少なく、心が折れそうになりましたが、稲荷塾で扱われている問題は、一問一問から沢山のことが学べるので、その問題から学べることを言語化するようにしていました。すると、夏ごろから少しずつ解ける問題が増え、成績も上がっていったので、嬉しかったです。
 直前期にスランプに陥りましたが、稲荷先生の「どういうことですかと問題に問いかけながら解く」という言葉を聞いてそれを実践することで、スランプを脱出することができました。本番も稲荷塾で見たことがあるような問題が多数あり、最後まであきらめずに問題と向き合うことができました。稲荷塾に通ったからこそ、医学科に現役合格できたと思っています。

大分大学 医学部 医学科 礒村淳生 同志社香里高校

 私が稲荷塾に通い始めたのは高2の5月で、周りの受験生よりも遅いスタートでした。それまでは学校の勉強しかしていなかったので、追い上げるのに必死でした。こういうときは遅れを取り戻すために、スピード重視の流れ作業になってしまって学習の質が低下しがちですが、稲荷塾では違いました。自分で新しい範囲を予習し、授業ではわからないことの解決と演習をするという形なので、予習の段階で自分が理解できるようになるまでとことん考えることができます。その過程で、あれこれ数学的思考を巡らしながら、より深く理解し、全体像を掴みやすくなりました。演習2と演習数3のクラスでは様々な難問に触れ、分析して解く力を鍛えるとともに、辛い計算でも粘り強く解く力も培いました。このことによって、本番の入試では他の受験生に差をつけられたのだと思います。
 また、私は最後まで部活のラグビーを続けていたため、通常の授業を受けるのが困難なことがありました。そんな私に先生は土曜日の時間を使って個別に教えてくださいました。結局共通テストの3週間前まで部活を続けましたが、それまでラグビーを続けるという決断を理解し支えてくださった先生方へ感謝申し上げたいと思います。