合格実績(2020年)

合格実績(2020年)

(以下:敬称略)

2020年度合格実績(在籍者18人中)

大    学 学部 学科 氏   名 出身高校
京都大学 農学部 応用生命科学科 大西 穂佳 北野
京都大学 総合人間学部 青倉 健志郎 平安
京都大学 経済学部 岡内 陸真 附属平野
京都大学 経済学部 SY 西大和
京都大学 経済学部 篠山 葉 洛星
京都大学 文学部 糸川 とき 附属
京都大学 法学部 中川 裕次郎 洛星
府立医科大学 医学部 医学科 中江 麟太郎 洛南
大阪大学 工学部 応用理工学科 高萩 涼介 洛星
大阪大学 工学部 応用自然科学科 伊藤 美海 堀川
大阪大学 文学部 鈴木 理子 洛北
一橋大学 法学部 石井 直樹 高槻
新潟大学 経済学部 武田 規宏 東山

合格者の声

京都大学 農学部 大西穂佳 北野高校

 私が稲荷塾に入塾したのは高二の春でした。当時は漠然と、数学を伸ばしたいなぁと考えていて、知人の勧めもあって入塾を決めました。
 それまで私は数学に対してあまり苦手意識はありませんでした。しかし実際に授業を受け始めると、学校で習わないような高度なことまで扱っていたので困惑しました。内容は難しかったものの、先生の説明は分かりやすく、話もとても面白かったので毎週毎週通うのが楽しみでした。
 しかし、数学が楽しいのと出来るのとは大きく違います。私は数学が楽しかったうえに、自分に都合のいいことばかり覚えている性格なので出来た問題ばかり印象に残り、自分は数学が得意だと思っていました。
 ある日稲荷先生に「大西ちゃんは数学が弱いからなぁ」と言われ、初めて私は数学が出来ないんだと気付きました。そこからは復習のやり方を変え、ひたすら勉強の精度をあげるよう努めました。具体的には、必ず授業中に疑問を解消し、次の日の朝一で全て解き直します。それで詰まった問題は、また次の日の朝に解きます。それを毎週繰り返しました。つまり、いつも先生のおっしゃる「再現」を、一番頭が冴えている朝一に徹底して行いました。そうすることで、徐々に解ける問題が増えていったことが実感としてありました。
 直前演習では、単純なミスを繰り返していました。これは今に始まったことではなかったので、しっかり対策しなかったことを後悔しました。本番でもやってしまったらどうしよう、と不安でいっぱいでした。そこで、ミスを全て書き出し、さらに過去に解いた問題を確認してどこでミスをしたのかを洗い出すことにしました。すると、自分が弱い所の傾向がつかめてきたので、本番でもそこを意識することができました。
 この一年間、特に最後の一ヶ月は自分でこれ以上することができない程一生懸命勉強しました。試験直前の休み時間は、先生方のコメント付きの答案用紙などを見返して、心を落ち着けていました。目標からは程遠い点数でしたが、それでも本番では今の私の実力を出し切れたと思います。
 私がずっと行きたかった大学に合格することができたのは稲荷先生、松谷先生のご指導のおかげです。稲荷先生の授業は良い意味で授業らしくなく、連発するギャグに四六時中笑っていました。松谷先生は見てもらった期間こそ短いですが、一人ひとりに対して親身になってくださり、テスト返却のコメントは私にとってすごく力になりました。稲荷塾では数学だけでなく他教科の勉強法や心構えなども教えていただきました。稲荷塾無しでは合格できなかったと、今思い返して改めて思います。本当に感謝しています。二年間、ありがとうございました。

後輩へのアドバイス
 私からこれから受験を迎えるみなさんに伝えたいことは3つあります。
 1つ目は、一問一問に対して真摯に向き合うこと。勉強は質が大事とよく言われます。本当にその通りです。まだ本番が遠いと難しいと思いますが、出会った問題すべてが自分の血肉となるという意識で解くようにすると、しないのと比べて得られるものが何倍も多くなります。これは模試や、実際に過去問を解くときに実感できると思います。
 2つ目は、生活習慣を確立すること。質が大事と今書いたばかりですが、勉強時間がごく短ければ意味がありません。なので、早いうちから生活に一定のリズムを作り、毎日必ず同じ時間から同じ時間だけ勉強する癖をつけることを強くお勧めします。そうすると、多少長い時間でも勉強し続けられる体力、忍耐力がつきます。
 3つ目は、楽しむこと。何事も楽しくなければ長続きしません。もっても一ヶ月だと私は思います。楽しめと言われてもなかなか難しいところがあると思うし、楽しみ方は人それぞれですが、勉強の支障にならない程度に息抜きを入れることは非常に大事だと思います。勉強の中に楽しみを見出せるのが理想です。
 受験には不安はつきものですが、最後まで自分を信じて、諦めずに頑張ってください。応援しています。

京都大学 総合人間学部 青倉健志郎 平安高校

 僕が稲荷塾に来たのは、高校一年生の三月頃でした。その頃の志望校だった東北大学に受かるためには学校の進度ではまずいだろうということで、母に勧められました。それで、初めは数ⅠAのテキストに取り組んで、わからないところを教えてもらう、というのを三月の毎週土曜日にやりました。
 正直なところ、数ⅠAは当時割と自信があったのですが、約一ヶ月の指導の中で、知らない知識が大量に出てきました。その一ヶ月で、自分の実力不足を痛感するとともに、この塾で勉強したら確実に伸びる、という感覚を得ました。
 入塾してからは、数ⅡB、数Ⅲのクラスと演習1、2のクラスで勉強しました。どのクラスでも稲荷先生の授業には惹きつけられっぱなしでしたし、帰り道には決まって数学のことを考えていました …
 受験が終わって、自己採点をした時には数学も理科もボロボロで、正直落ちたと思っていました。でも10日に合格が分かりました。驚きが大きく、はじめは実感が湧きませんでしたが、後から喜びが追いついてくる感じでした。嬉しかった…
 最後になりますが、京大を受けようという気にさせてくれたのは、間違いなく稲荷塾です。こんな平凡な自分でも頑張れば京大に届くのかもしれない、と高校二年生の自分が思うことができたのは、稲荷塾で数学を学んだからです。京大を目指したからこそ感じた辛さもありましたが、そのおかげで見えた世界もあります。そして何より、こうして合格でその挑戦を終えることができたことを本当に嬉しく思います。
 ご指導ありがとうございました。

京都大学 経済学部 岡内陸真 附属平野高校

 僕は高校受験をして高校に入ったのですが、中学の間は数学が全くできず、諦めて受験を迎えて幸い合格することができた身でした。
高校に入って1年生から東進に通いはじめて、教科書の問題レベルは解けるものの、模試や少し難易度の高い問題は安定して解くことができないという状態のまま3年生になりました。ちょうどその辺りの時期で志望校を阪大から京大に変えたので、なんとしてでも数学で点を取らなければならないという気持ちにさせられており、インターネットで数学に特化した塾を探していたときに稲荷塾を見つけました。見つけたその日にお話を聞きたいとお電話したところ、休日にも関わらずお話をしてくださると稲荷先生が仰ってくださり、すぐに伺わせていただき、今までの自分の話をさせていただいたところ、稲荷先生からこれからどのように勉強を進めるかなどの話をいただき、これからこの塾でやっていきたいという気持ちになり、入塾を決めました。
 入塾して数週間は演習の授業に都合がつかず土曜日に稲荷先生に個人的に教わりました。その間に演習のテキストに加え、3年以前にやっておくべき内容を個人的に教えていただき、基礎から発展の橋渡しの部分を強化することができました。その後、演習の授業に合流することができるようになり、参加するようになりました。演習の授業では周りの人のレベルが高く、いい刺激を受けることができ、さらに松谷先生の授業は、先生が演習の問題に関連する知識などをどんどん話してくださり、とても密度の濃いものでした。さらに、実際の入試で解くという観点から、問題についてお話ししてくださり、この問題は当日捨てようなどと戦略的に入試問題にアプローチすることができるようになりました。
 そして迎えた入試では手応えが全くなく、確実に落ちたと思ったのですが、異例の難化により意外とマシなんじゃないかなと思えるようになりました。
 というのも、松谷先生が後半の授業で重ねて仰っていた最後の最後まで諦めるなと言うことを思い出して、全力を注ぎ、意地でも答えを合わせることができた問題がたった1つですがあったからです。あの問題を落としていたら、今この体験記を書くことはなかったと思います。結局出題された問題の運にも助けられたところは大きいとは思います。
 いままでの成績がどうであろうと、稲荷塾の指導に従って予習復習をしっかりとやればそれなりのレベルには到達できると断言できます。後輩の皆さんも入試が終わる最後の瞬間まで諦めずに食らいついてください。
 最後に、短い間ですが授業はもちろん、励ましの言葉をかけてくれた稲荷先生と松谷先生に心から感謝します。
 本当にありがとうございました!

後輩へのアドバイス
 数学 夏までに稲荷塾の2Bのテキストを2周すると、基礎はわりと固まる気がします。それから演習のテキストの復讐を徹底的にセンターまで復習して、さらに27か年をひたすら回すことが効果的だと思いました。
 英語 なにかしらの単語帳を何周もすることがまず大事です。おすすめはダジャ単と英検準一のパス単です。
過去問のほかには伊藤和夫の英語総合問題集の上級と刀禰泰史のラストスパート英作文そして透視図がおすすめです。これらをやり込めば入試英語くらいは大抵どうにかなります。
 国語 マドンナ古文と得点奪取古文が独学でやるにはいいと思います。古文は数ヶ月でどうにかなったので、まだ1年生とかの人は数英をやる方がいいのかなとは思います。
 地理 資料集をひたすら見とくといいと思います。二次試験レベルの情報が載ってるので。教科書を読めと言われますが、地理に関してはあまり意味ないのかな?とは思います。内容が薄いので。京大地理は暗記量こそ少ないものの地理のいわゆる常識的なことをダイレクトに聞いてくることが多いので、知識勝負な点は否めません。納得できる地理論述の答えを丸覚えするのも良かったと思います。

京都大学 経済学部 SY 西大和学園高校

 僕は高校2年生の途中から約1年半の間、稲荷塾で数学を教えていただきました。僕は数学以外の科目はあまり苦手ではなかったのですが、数学は高校1年生の時に手を抜いていたこともあり、あまり得意ではありませんでした。そのため、数学の力を上げようと思い、数学を専門とする稲荷塾に入りました。
 稲荷塾には年度の途中から入ったので、それまでの授業で扱われた問題を土曜日に解いて、稲荷先生に解説していただきました。また、演習Ⅰの授業では、高校2年生の時は稲荷先生に、高校3年生の時は松谷先生に教えていただきました。
 稲荷塾の授業では予習で4問、授業時間中に5問位数学の厳選された問題を扱うので、1年半の間でもかなりの量の問題を演習することができたと思います。また、稲荷塾の授業では数学の各分野において体系づけて様々な知識を教えていただけたので、日頃あまりノートを取らない僕でもいつも稲荷塾の授業だけは取るようにしていました。取ったノートは後から振り返っても非常に役に立ちました。また、授業中と授業後は先生に質問を何回も出来るので、あまり行き詰る事無く数学の学習を進めることが出来たのが良かったです。
 以上のように先生方が様々な工夫をなさっているので、稲荷塾の授業は1年間通うだけでも数学の力が大変強化されると思います。問題を解いていると、自分でも驚くぐらい問題を解く力が上がっていることを感じる時がありました。僕も入塾前は数学が試験の不安材料でしたが、試験では無事合格点を取ることが出来ました。特に、今回の入試の数学は一次試験も二次試験も難しかったので稲荷塾で学んだことが大変役に立ったと思います。また、他の教科についても先生から的確なアドバイスをいただけ、大変役に立ちました。
 最後になりましたが、稲荷先生、松谷先生そしてチューターの先生方には大変お世話になりました。僕が合格できるように導いて下さり、本当にありがとうございました。

京都大学 経済学部 篠山葉 洛星高校

 僕が稲荷塾に入ったのは高2の4月でした。その時は数学が他の科目に比べて苦手で、あまり好きではありませんでした。しかし入塾してみると、講義では稲荷先生の論理的な授業のおかげで、暗記に頼りがちな数3をしっかりと理解することができました。また、演習では先生が選んだ良問を解くことができたときに嬉しく、そうしているうちに数学が好きになり、同時に得意科目になりました。
 そして何よりしてよかったなと思っているのは、配られた問題を何回も解き直したことです。この作業はとても退屈ですが、繰り返しているうちにその問題において必要な知識や解法を身につけることができるとても有意義なもので、高3に入ってからの僕の数学の勉強はこの作業だけだったと思います。
 実際、難化したと言われる本試験では数学において周りと大きな差をつけることができました。

京都大学 文学部 糸川とき 教育大附属高校

 私は小学校4年生から高校3年生まで9年間も稲荷塾にお世話になりました。小学生の頃はスイスイ進むのが楽しく、友達もできたので毎週の稲荷塾が楽しみでした。私は入塾した時期が早かったこともあり中学1年生で数1Aに入ったのですが、急に数学がアラビア語かというくらい難しく感じ、だんだん勉強が億劫になりました。今でも鮮明に覚えているのは、高校生に混ざって三角比の授業を受けているときに稲荷先生にあてられ、問われている意味が分からず「単位円って何ですか?」と聞いたことです。隣の男子の嘘やろ、という顔が忘れられません。また、A会話で友達になった洛星の1つ下の子に「数学が苦手で…」と言われ、「大丈夫!私もできなかったけどだんだんできるようになるよ!」とアドバイスしたところ、次の週のテスト返却で彼の方が点数が良かったことがわかりました。他にも、稲荷塾の玄関に置いてある雑誌には私の写真が載っているのですが、自分の不出来が情けなくていつも目を背けるようにしていました。このように数学に関しては本当に出来なかった記憶の方が大きく、稲荷塾の帰り道悔しくて泣いたことも数多くありましたが、稲荷先生と松谷先生は最後まで私を見捨てずご指導して下さいました。松谷先生には、高3で受講した演習1のクラスでずっと答案を見ていただいたり、相談に乗っていただいたり、本当にお世話になりました。先生はいつも的確であたたかい言葉を下さいました。また、稲荷先生のアドバイス通り塾のテキストを一通りやり直したり、演習の復習をし続けたりしているうちに少しずつ問題が解けるようになり、センター後の1月にようやく数学が楽しいと思えました。そして稲荷塾にはもう一人、Carmeliaという素晴らしい先生がいます。A会話では洋楽でリスニングをしたり、ゲームで単語を覚えたり、とにかく楽しく英語を学ぶことをできました。また、話す聞く能力だけでなく、ペンギンリーダーズやラダーシリーズなど、英語学習者向けの洋書を多読したことで長文を読む力がつきました。
 冠模試ではほとんどD判定だった私を合格まで導いていただきありがとうございました。今まで9年間本当にお世話になりました。

京都府立医大学 医学部 中江麟太郎 洛南高校

 僕は高校2年生からこの塾にお世話になりました。数学がとても苦手で何とかしなければと思い入塾しました。入塾当初は基礎の部分もあやふやだったので演習のクラスでほとんど解くことができず、ついていくのがやっとでした。ただ、それまで圧倒的に足りなかった演習量が増えたことで数学の問題へのアプローチの仕方を学び、それに段々と慣れていきました。高3からは演習2の授業もとっていましたが、この授業では全くと言っていいほど問題に手を付けられなかったのでとにかく何回も解き直しをしていました。こうして数学と化学の勉強を繰り返しながら夏の冠模試(京大)を迎えました。英語は思っていたより点数が取れていたのですが肝心の数学は振るわず、理科は思っているより点数が伸びませんでした。そして秋に受けた模試でも数学は上昇気味でしたがその分英語は下がり、理科も思った点数が出ませんでした。結局すべての模試でD判定しか出ませんでした。そうしているうちにセンターの1か月前になりセンター対策をしなければならなくなりました。しかしセンター対策中、数学は2次用の勉強をしていましたがそこで何かが変わった気がしました。答えまでの道筋が見える問題がだんだんと増えているのを実感しました。結局センターは800点で第一志望合格のボーダーに届かず、悩んだ末に京都府立医大に出願することにしました。府立医大の問題は難問で50%とれば合格圏内に届くようなものでしたが、理科に関してはセンター対策の時に基本事項を詰め込んだおかげかそこまで悪い点数ではありませんでした。しかし直前演習では良い時と悪い時の差が激しく、平均点は合格している塾の先輩たちの平均にぎりぎり届きませんでした。不安を残したまま迎えた本番では数学は4問中1問しか完答できず理科も易化した部分でミスが見つかりもう駄目だと思いました。なので合格発表の時は本当にうれしくて泣きそうでした。

大阪大学 工学部 高萩涼介 洛星高校

 僕は高一の春に稲荷塾に入塾し数ⅡBから授業を受け始めました。数学は得意ではなく、学校のテストも平均点ギリギリくらいで、いい塾を探しているときに、偶然みつけて入塾を決めました。上半期の数ⅡBの授業にはなかなかついていけず、勉強習慣もついてなかったため予習もうまくまわらず、後期にもう一度数ⅡBの授業を受けることになるといった有り様でした。後期に入りある程度軌道に乗りはじめ、テキストの問題や小テストも解けるようになり、力がついていっているのを実感しました。稲荷塾のテキストの問題や独習数学の問題はどれも1問のなかに大切な要素が詰めこまれた学習価値の高いもので、しっかり取り組むことでかなりの力がつきました。演習授業では、本番の入試で一問あたりにかけられる時間を意識して演習ができたので数学の試験形式に早いうちから慣れることができ非常によかったと思います。
 僕の数学の成績が安定してきたのは稲荷先生から高三になるときに今までのテキストの問題を解き直すように言われ、テキストをすべてやり直したあとでした。改めて解いてもまだ解けない問題もあり、一通り解き直したことで、自信もつき模試の数学の問題もかなり解けるようになりました。テキストの解き直しは是非やってください。
 松谷先生に英語の質問や添削、相談にものってもらえたことで苦手ながらも英語の成績も伸びなんとか合格できるだけの力をつけることができました。
 稲荷塾は数学専門塾ながら英語も教えてもらえ、チューターの先生たちに理科などの質問もできる素晴らしい塾だと思います。
 稲荷先生、松谷先生 チューターの先生方本当にありがとうございました。

後輩へのアドバイス
 僕自身が失敗しているのですが、基礎をおろそかにしてはいけません。基礎レベルの問題も解けないのに、周りの人がやっている難しい問題集をやっても力がつかずに時間かかるだけです。僕は焦ってそれに気がつかずに半年くらい棒にふりました。
 それから最後の最後まで成績は伸びるので諦めずに頑張ってください。

一橋大学 法学部 石井直樹 高槻高校

 中学受験は算数が原因で第一志望に不合格。中学の最初の定期考査では数学が学年で下から10番目。その後も数学は常に平均点-10点以下。もちろん数学は大嫌い。
 これが僕の中学までの状況でした。この惨々たる状況を変えて、一橋大合格まで導いてくれたのは稲荷塾に他なりません。
 高1の時に母の勧めで入塾した僕は、稲荷塾のレベルの高さに圧倒されながらも、土曜日の自習の時間などを活用しながら、それに食らいついていくことで徐々に成績を上げることができました。また、数学の基礎力も身に付き、これは受験の時の大きな支えになりました。
 演習の授業では高難度の問題に苦戦しながらも、一問一問に徹底的に取り組むという稲荷塾の方針に沿って復習を徹底することで入試問題で得点しきる力をつけられたと思います。演習のテストでは下の学年の生徒が高得点を取っているのは大きな刺激になりました。また、演習を通して培われた力は大きな自信になりました。このように稲荷塾で勉強しているうちに数学は自分の得意科目となり、定期考査はもちろん、冠模試でも(自分としては)かなり良い成績を取れるようになりました。
 本番では緊張しがちな僕があまり緊張せず臨むことができました。問題はとても難しく、終わったときには大失敗した、もう終わりだと思いましたが、後で予備校の解答速報などを見ると実際は合格レベルだったことが分かりました。これも稲荷塾のおかげだと思っています。どれだけ数学が苦手でも、この塾の指導通りにきちんと勉強すれば入試で勝てる力は十分つきます。後輩の皆さんもこの塾の指導を信じて頑張って合格を勝ち取ってください。
 最後に、稲荷先生、松谷先生、チューターの先生方、本当にありがとうございました。

後輩へのアドバイス
 科目別に書いていきます。
 数学:先生の言うように稲荷塾のテキストをとにかくやりこむ。新しいことをするより復習を優先する。過去問を徹底的に研究する(特に一橋受験者。100枚つづりのノートを使って解いていくとまとまっていてわかりやすいし本番も安心する。可能なら実戦模試などの解答用紙を使って試験形式で解くとよい)。
 英語:なんでもいいから単語帳をひたすら回し続ける。構文は英文熟考の上下巻を3周する。英作は表現集を作って書き溜めていき、添削をしてもらって復習。この繰り返し。
 国語:信頼できる人に添削してもらう。その先生と対話しながら添削を返却してもらうと理解が深まる。
 世界史:過去問徹底演習(特に一橋受験者)。教材はタペストリー(資料集)をひたすら読み続ける(これで偏差値60は余裕)。論述のある人は山川の「詳説世界史」を読み込むと差をつけられる(特に一橋受験者は難問が多いので、カール大帝、オットー一世などの中世ヨーロッパ史、近現代のアジア史、ヨーロッパ史を中心に読み込むとよい。ただし量が膨大なので注意)。論述は信頼できる人に添削してもらい、その先生とやり取りしながら進めていくとよい。赤本、東進など、解答が間違ってる場合もあるので要注意。
 歴史漫画やYou tubeの歴史解説動画、ドキュメンタリーを日頃から見ておくとものすごい得意になれます。
 どの教科でも基礎を徹底することが大切です。
 ここからは一橋受験者向けに書いていきます
 過去問を徹底的に研究してください。僕は2000年までの過去問は全教科しました。数学は良問を中心に何周でもやったらいいと思います。僕は3周くらいしました。