夏休みは削減されると思え
松谷です。
今年の受験生は特殊です。
5月6日まで急に学校がない期間ができたからです。
で、僕は、いろんな学校がカリキュラム上の補正のために夏休みを半分くらい削減するんじゃないかということを危惧しています。
これは自分で勉強の計画を組み立てている人にとっては痛手です。
実際、夏休みには、平均的な現役で受かる東大京大受験生であれば学校がない分、1日10時間は勉強するのが普通です。12時間くらいでもおかしくないです。
これは、英数理をまんべんなく1日2時間程度勉強したうえで、追加で理科の1科目を入試レベルで勝負科目に育成したりすることができる時間です。さらに毎日1時間追加で勉強すればセンター地理くらいであれば完成に近づきます。そんな大きな時間なのです。
しかし、それが半分つぶされたらどうなるでしょうか。それは恐ろしく計画が乱されてしまうわけですね。
ということで今年の受験生については今が勝負です。今がまさに夏休みの前半期のように学習の基本的体制を作り長時間の学習に慣れ、1日1日確実に目に見えて成長するというモードに入らなければなりません。でも逆にいうとこの時期にそのブーストモードにはいったら恐ろしく強い気もします。
もちろん、辛い面もあります。僕なんかは家でまったく集中できない人だったので、自習室などが開いていない環境だとかなり苦しい気持ちになったと思います。でも、環境適応するしかありません。
自分の家を勉強空間にするしかないですね。でも、それができたとしたら、そんなにいいものはないですね。移動時間ゼロですし、ご飯も風呂も移動なしでできますから。
今年の受験生は、なかなか波瀾万丈です。
センター試験が終わって、共通テスト開始&4技能試験強制で抜本的変化が起こるかと思ったら、記述や4技能は廃止になり、なんだ何も変わらないのかと思ったら、やっぱり形式が微妙に変わった数学などは残りました。
ひと段落していざ受験頑張るぞ!となったら、コロナでのゴタゴタ。まあほぼ全員が同じ環境といえば同じ環境なので、より環境適応力が求められるということですね。
これを切り抜けていく生徒は従来の高校生よりはるかにしなやかなで力強い生徒になっていくのではないでしょうかね。なんとかできるはずじゃ精神がね。