通信講座

通信講座

稲荷塾の通信講座とは

オンラインでも稲荷塾の高校数学の授業と同じ内容を受講できるよう、2021年春に通信講座を開講しました。通塾生と同じ参考書、テキストを使用し、授業中に行うテストや演習には専用のサイト上で取り組むことができます。
テストと演習クラスの演習問題の答案は講師またはチューターが採点、添削し、基本的にはその日のうちに返却します。(平日の21時以降、土曜日の19時以降に受け付けたものは翌授業日に返却します。) 教材の分からない部分は専用サイト上で質問をすることができ、通塾生とほとんど同じ環境で学習を進めることができます。
通信講座のメリットは通塾が必要ないことで、日本国内だけでなく、海外在住の方の受講も可能です。また、1年中いつからでも講座の最初から受講を開始することができ、受講ペースを自由に速めることができます。

高校数学通信講座

講座の紹介

稲荷塾通信講座は、数ⅠA・数ⅡB・数ⅢCの講座と演習の講座に大きく分かれています。

学校などで高校課程を学び終えていない場合は、数ⅠA・数ⅡB・数ⅢCの各講座のうち、学校で学習中またはこれから学習する内容の講座を受講してください。理系の方は数ⅢCまで、文系の方は数ⅡBまでの学習が終われば、演習の講座を受講しましょう。

※中学数学については独学用の教材販売を行っております。詳細はコチラ

数ⅠA・数ⅡB・数ⅢC

数ⅠA・数ⅡB・数ⅢCのそれぞれを半年間で学び、東大・京大や国公立大学医学部を目指すのに十分な基礎知識を身につけるための講座です。

1つの講座は22回の学習で構成されており、各回の学習は次の①~④の流れで進めます。

① 『最短でマスターする 数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B・C』を読む
② テキストの問題を解く
③ 小テストを受ける
④ 演習問題を解く

1回分の学習にかかる時間の目安は「1日30分で1週間」ですが、都合に合わせて自由にペースを上げることが可能です。

①『最短でマスターする数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B・C』を読む
新しく習う内容は自分で参考書を読んで学びます。そうすることで、板書してそれをノートに写すという作業の時間をなくし、効率よく学習を進めることができます。また、講義動画を見るのと違い、分かっている部分は素早く読む、難しい部分は繰り返し読む、今解いている問題と1つ前の問題の解答を見比べる、といったことが参考書では自由自在にできます。分かりやすい講義を受けて分かったつもりになるのではなく、自ら理解しようと工夫することで本当の学力が身につきます。

②テキストの問題を解く
1回の学習につき2ページずつテキストの問題を解きます。参考書を一通り読んで学習内容を理解できてからテキストに移りますが、最初からすらすらと解ける受講生は多くはありません。数学の勉強において「分かる」と「できる」には大きな違いがあるのです。詰まったら参考書に戻って解説を読み直したり、類題の解答を確認するなどして、テキストと参考書を行ったり来たりしながら勉強を進めることで、「できる」ようになっていきます。
※テキストと解答の冊子は受講開始時に郵送いたします。

③小テストを受ける
各回の学習内容が理解できたと思ったら小テストを受けます。小テストの問題は、①,②を通して到達すべきレベルを示す問題にしています。ある程度優秀な受講生であっても「理解したと思っていたけど浅かった」と思わせるような問題にしているということです。この小テストで少なくとも50点は取ることを目標に①,②の勉強の質を高めることでことで、勉強の仕方も身につけることができます。小テストは受講生用のwebページを利用して受けるので、都合の良いときに小テストを受け、提出することができます。平日の19時~21時または土曜日の15時~19時であれば、提出後すぐに採点、返却されます。

④演習問題を解く
小テストを提出した後は解答を確認し、その後すぐに演習問題に取り組みます。重要な問題は確実に解けるようになっていることを確認するとともに、①~③で扱わなかったタイプの問題も解くことで学習内容の理解をさらに深めます。解けなかった問題については、解答を見て納得したら解答を見ずに解き直すことが重要です。そうすると、実際には解けるようになっていなかったり、解答の解き方に疑問を感じることもあり、1つ1つの問題から多くを学ぶことができます。

単元テスト
22回の学習のうち3回、単元テストの回があり、それまでの学習内容の理解度を確認することができます。単元テストの目標点は50点で、これは数ⅠAであれば全統高1模試、数ⅡBであれば全統高2模試で偏差値70程度の理解度です。1つの講座はおよそ半年以内に終了し、それぞれの理解度をもとに同じ講座を再受講するか次の講座に進むかを決めることができるので、1人1人の状況に合わせて学習を進めることができます。単元テストの平均点が50点以上であれば次の講座に進み、30点以上50点未満であれば大学受験までの時間的余裕がない場合のみ次の講座に進むことをお勧めします。

各講座の詳細

[期間]
1講座あたり最長約6カ月間
1年中いつからでもスタートできます。

[対象]
数ⅠA・数ⅡB・数ⅢCのいずれかを学習中またはこれから学習する方。実際の学年は問いません。
受講希望者には「受講基準診断テスト」を受けていただき、基準点に達していた場合のみ受講可能となります。

[受講の進め方]
数ⅡB・数ⅢCからの受講開始も可能です。
数ⅠA・数ⅡB・数ⅢCの各講座が終了した時点で同じ講座を再度受講するか次の講座に進むかを決めることができ、同じ講座は2回まで受講できます。
同じ講座を2回受講する場合、小テスト・単元テスト・演習問題は全て異なる問題になりますが、レベルは変わりません。

演習1・演習2・演習数ⅢC

高校課程を一通り学び終えた生徒を対象とした演習の講座です。演習の講座には以下の3つの種類があります。

《演習1》
基本的な知識・技術を身につけ、東北大学・名古屋大学・神戸大学などの入試問題が解けるようになるための講座です。
学習範囲:数ⅠA・数ⅡB

《演習2》
問題の読み解き方を学び、東大・京大の入試問題が解けるようになるための講座です。
学習範囲:数ⅠA・数ⅡB

《演習数ⅢC》
講座の前半では基本的な知識・技術を確認し、後半では東大・京大レベルの問題の解き方を学びます。
学習範囲:数ⅢC

各講座は44回分の学習で構成されていて、1週間に1回分のペースで進めると1つの講座が約1年で終了します。1回分の学習は基本的には次の流れで進みます。

① テキストの問題を解く
1回分のテキストは入試問題4問です。目安は1問15分ですが、問題によっては時間をかけてじっくり考えても良いでしょう。

② テキストの解答を確認する

③ 演習問題を解く
1問解いては解答を確認します。作った答案は提出してもらい、コメントを付けて返却します。

演習1の「ポイント確認」
各分野を最初に学習したときに出てきた基本技術と入試で問われる基本技術は少し異なります。もちろん、ベースとなる内容は同じですが、入試問題が解けるようになるためには最初に学習したときに学んだ内容をもう一段階深める必要があります。
演習1の講座には44回の学習のうち7回「ポイント確認」の回があり、各分野の入試で問われる基本技術を一通り確認していきます。
7回分のテーマは以下の通りです。
ポイント確認のテーマ:三角関数、ベクトル、図形と方程式、数列、微分積分、確率、整数

演習2の「アプローチトレーニング」
演習2の講座の第1回は「アプローチトレーニング」です。
ここでは、難しい問題をどのように攻略するかを学びます。難しい問題でも正しくアプローチすれば解法の糸口をつかむことができますが、目の付け所が悪いと時間だけが過ぎていくことになります。
実際の進め方としては、まず1問について10分考えます。解けなければ考え方のヒントを見てさらに10分解いてみます。最後に解答を確認して1問分は終了です。これを4問繰り返します。
まずは問題の分析の仕方や方針の立て方を学びましょう。

テストと直前演習
演習1は1回、演習2と演習数ⅢCは3回、講座の途中に「テスト」の回があります。時間を測って入試レベルの問題に取り組んでみましょう。
また、どの講座も最後の5回は「直前演習」を行い、実際の入試を意識した演習ができます。
テストと直前演習の答案は採点して返却します。

各講座の詳細

[期間]
1講座あたり最長約1年間
ただし講座の前半部分のみの受講も可能で、その場合は最長約6カ月間
1年中いつからでもスタートできます。

[対象]
演習1:数ⅠA・数ⅡBの学習を終えた方。
演習2:東北大学・名古屋大学・神戸大学などの入試問題で合格点が取れる程度の演習を終えた方。
演習数ⅢC:数ⅠA・数ⅡBの学習を終えた方。数ⅢCの学習も一通り終えていることが望ましいですが、まだ学習していない場合でも受講は可能です。

どの講座も受講者の実際の学年は問いません。
受講希望者には「受講基準診断テスト」を受けていただき、基準点に達していた場合のみ受講可能となります。

[受講の進め方]
・高2の1年間で「演習1」を受講し、高3の1年間で「演習2」と「演習数ⅢC」を同時に受講するのが最も一般的な進め方です。
・どの講座も学習ペースを速めて受講期間を短縮することができます。
・「演習1」を受講していない方でも「演習2」「演習数ⅢC」を受講することができます。
・「演習1」「演習2」「演習数ⅢC」のうち2つまたは3つの講座を同時に受講することができます。
・「演習1」のみ同じ講座を2回まで受講できます。(その場合、最長2年間の受講になります。)
・「演習1」を2回受講する場合、使用する問題は異なりますが、レベルは変わりません。

※志望校、現在の学年、模試の成績などをもとに受講する講座を相談されたい方はお気軽にお問い合わせください。

受講料について

各講座で期限通りに課題に取り組むと、「数ⅠA」「数ⅡB」「数ⅢC」は約6カ月間で、「演習1」「演習2」「演習数ⅢC」は約1年間で終了しますが、学習のペースは自由に速めることができます。受講料は受講終了までにかかった期間に関係なく、1講座あたりの金額となっております。

お支払いいただく費用は「受講料」のみです。ただし、受講にはスマートフォンまたはタブレットが必要です。メールの送受信、ウェブページの閲覧、写真撮影が可能な端末を、受講開始前にご準備ください。端末代、通信にかかる費用は各ご家庭でご負担ください。また、「数ⅠA」「数ⅡB」「数ⅢC」の各講座は受講前に参考書『最短でマスターする数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B・C』をご準備ください。

お支払い方法はクレジット決済または銀行振込です。

受講料

[数ⅠA・数ⅡB・数ⅢC]

40,000円(税込)

[演習1・演習2・演習ⅢC]

80,000円(税込)

※前半のみ受講の場合は40,000円(税込)

その他サービス

期限の設定

通信講座では各回の課題の期限を1週間ごとに設定し、塾に通う感覚で一定以上のペースを保って学習を進めることができます。
1回目の期限は登録から10日後に設定され、1つの講座につき3回まで期限をスキップすることができます。もちろん、数学が好きでどんどん新しいことを学びたい、夏休みの間に一気に勉強を進めたい、などの場合は設定されている期限より速いペースで進めても構いません。

質問の受付

通信講座で使用する教材に関するものであれば質問をすることができます。質問は受講生用のwebページで受け付けます。質問の受付は1日1回までとし、テストの採点と同様に平日の19時~21時または土曜日の15時~19時に受け付けた質問はすぐに回答します。

成績表

テストの点数をまとめた成績表は、受講生用と保護者様用のwebページでいつでも確認ができます。小テストの点数からは学習への取り組み状況が分かり、単元テストの点数からは各講座の学習内容の理解度が判断できます。学習の効果が明確に見えるので、必要に応じて勉強の仕方を改善することができ、その後の学習計画を立てるのにも役立ちます。

お申込み・受講基準診断テストについて

受講基準診断テスト

稲荷塾通信講座の受講を希望される方には「受講基準診断テスト」を受けていただき、基準点に達した場合のみ受講が可能となります。

[お申し込み方法]
下のお申し込みフォームに必要事項を入力して送信してください。
お申し込みフォーム

[テスト日時・時間・方法]
都合の良い日時にご自宅で受けていただけます。テスト時間は80分間です。
ご希望の日時にメールでテスト問題を送信しますので、すぐに解いて答案を写真に撮り、通信時間も含めて100分以内に返信していただきます。
提出された答案は翌営業日には採点して結果をお伝えします。

[費用]
テストは無料です。
ただし、基準に達していた場合は必ず通信講座を受講してください。

[テスト範囲]
各講座ごとの診断テストの出題範囲は次の通りです。
数ⅠA : 中学数学全範囲
数ⅡB : 数ⅠA全範囲
数ⅢC・演習1・演習2・演習数ⅢC : 数ⅡB全範囲

[合格基準]
100点満点で50点以上であれば合格です。
不合格の場合、40点以上であれば1カ月後以降に、40点未満であれば3カ月後以降に再受験ができ、同じ講座の診断テストは2回まで受験可能です。

ご登録

「受講基準診断テスト」に合格したら、次の①~③の手順で登録をお願いします。

※受講にはスマホまたはタブレットが必要です。また、数ⅠA・数ⅡB・数ⅢCの講座では参考書『最短でマスターする 数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B・C』(『稲荷の独習数学』の改訂版)を使用します。必ず講座開始前にご準備ください。(答案を写真に撮って送っていただくため、パソコンのみを使用しての受講はできません。)

① 通信講座専用サイトでの新規登録
診断テストに合格された方には通信講座専用サイトのリンクをお伝えします。必要事項を入力して新規登録してください。

② 受講料のお支払い
受講料のお支払いについてのご案内がメールで届きますので、お支払いをお願いします。
受講料は1講座40,000円ですが、1つ目の講座に限り10,000円で22回中5回分の学習を試すことができます。10,000円をお支払いいただいた場合は、3回分の学習が終了した時点で残額のお支払いについてご連絡します。

③ 受講開始
受講料のお支払いが確認できたら、受講を開始いたします。
受講料を全額お支払いいただいた方には、受講開始と同時にテキストを郵送します。受講料のうち10,000円をお支払いいただいた方には、テキストの5回目までの分のデータを通信講座専用サイト内でお送りします。その場合は、残額のお支払いが確認できた時点でテキストを郵送します。

※第1回の学習期限は受講開始日の10日後に設定され、第2回以降の学習期限はそれぞれ前の回の7日後に設定されます。ご希望の受講開始日がある場合は調整させていただきますので、受講料のお支払い前にお問い合わせいただくようお願いします。

高校数学通信講座