ケンシロウ対決を振り返る

Carmelia のヴィザ更新のための追加書類については、そんなに大したことではありませんでした。とは言っても、意味不明の用語がいっぱい出てくるので(私に税金や会計に関する知識がなさすぎることが原因)、家内に助けてもらって乗り切りました。

まあ一安心です。

 

土曜日のケンシロウ対決の報告です。

今回は東京工業大学の難しい問題で勝負しました。しかし45分考えて双方解決せず、ヒントを出すことにしました。その後の処理速度の差で中2が勝ちました。おそるべし。

 

入試問題が解けるようになっていく過程で、2つの方法があります。

一つは、分からないものはどんどん答えを見て、そのパターンを学ぶことにより、必要な技術が蓄積されていくというやり方です。実際上、そのようにして学んでいくケースが多いと思います。

しかし、難しい問題をとことん考えることにも意義があります。これはある程度の技術が身に着いたときに特に有効で、これが二つめの方法です。

私も数学を教える仕事を始めたころは1つの問題を2時間、3時間考え続けるというようなことをよくやりました。

もちろん、このやり方は高3になってからはなかなかできません。他の教科のことやセンター試験のことで忙しく、即効性の期待できない方法に時間をかけることが難しくなるからです。

でも、実はこれが重要なのです。ああでもないこうでもないと苦しみ、あるときは同じ思考をぐるぐると繰り返し、もう新しい視点を見つけることができないと感じた時に、ぱっと閃くような体験をすると思わず叫びたくなるような喜びを感じますし、ここで得たことが確実な基礎になっていくのです。

 

ですから土曜日のケンシロウ対決、結局1時間かけてたったの1問を解いたわけですが、こういうことが必要だと思うわけです。

特に彼らにとっては!