「頭がいい」と「賢い」の違い
「頭のいい子には中学受験をさせるな」の題名は最初「賢い子には …」だったのですが、関東圏では「賢い」と言わずに「頭がいい」と言うんだとの出版社からのアドバイスで変更しました。
でも関西では、「賢い」と「頭がいい」は微妙にニュアンスが違います。
「頭がいい」というのは新しい概念をすぅすぅと飲み込んでいける能力で、「賢い」はやるべきことを期日までにきっちり間に合わせることができるような能力です。
京大で言うなら前者が1割ぐらいで、後者が9割ぐらいです。
つまり大半の受験生は、特定の科目が大好きとかではなく、必要だから間に合うように準備しただけだと思うのです。
思歩なんかはその典型です。だから京大の子とは気が合うなどと言っています。
頭がいい場合、賢いことも多く、チューターの林君(ペラペラガイ)はその典型です。どうしてそれがそんなに簡単に理解できるのか、私にはとても理解できないような理解力を持っていましたが、やるべきこともめんどくさがらずにさっさとこなしていました。
実はうちの息子はちょっとだけ頭がいいです。でも、決定的に賢さが欠けています。ちょっとでもめんどうだったら、もうどんどん後回しになって、結局間に合わないのです。
要するに、頭の良さ(京大でトップ1割ほどに入るほど)はそんなに必要じゃないと言いたいのです。
多少飲み込むのに苦労してもいいのです。だからどうすべきかを悟って、それを実行すればいいのです。
実行力のある人になってほしいです!