各クラスについて新年度の予定表ができる

新年度の予定表が今日、出来上がりました。

そうすると、塾生たちには新年度からのクラスをどうするのかといった話が具体性を帯びてきます。

大半の生徒にとっては次に進むクラスが確定していますが、一部の生徒にとってはどうすべきかをじっくりと検討しなければならないときもあるのです。

たとえば、高1の後半で数ⅢCの1回目をやっていて、合格点、つまり3回の単元テストの平均点が50点以上が取れなかった場合、どうするべきか悩ましいのです。

合格点が取れなかったので、もう一度数ⅢCをするのも自然なやり方ですが、これには塾の事情も絡みます。というのは、演習1クラスは数ⅡBを中心とした演習を半年ずつで1年かけて2回りします。そして前半の半年にはポイント講義というものがあり、これが重要なのです。全部で7回のポイント講義を完全にマスターすると、標準的な入試問題がすらすらと解けるようになります。

これを基礎に後半で数ⅠAを加えて数ⅡB全体をもう一度演習するのが演習1というクラスで、しっかり取り組んでもらえば、1年が終わるころには阪大ぐらいまでの問題がほぼ完璧に解けるようになります。

この、演習1前半のポイント講義が捨てがたいという事情で、数ⅢCをもう一度するより演習1クラスに進んだ方がいいのではないかと考えているのです。

それに、次に高2になるということは学校でも数ⅢCに入るので、数ⅢCについてはそこで頑張ってもらうということも期待できます。

さらに言えば、数ⅢCをスムーズに飲み込むために数ⅡBの基礎を確立しておくということが重要です。特に三角関数、指数・対数関数、数列辺りが基礎になって数ⅢCの話が展開するので、数ⅢC自体に取り組むより、そういった基礎になっている部分を強化した方が伸びやすいということもあるのです。

結局、その生徒は演習1に進むことにしました。

頑張ってほしいです。