松谷に合う生徒?
松谷です。
自分の新しい塾を開く関係で、自分に合う生徒とか自分が教えたい生徒って何だろうなって考えることがあります。たまに聞かれることもあります。
新しい弱小塾なんだから全部引き受けるの一択でしょ!というような考えももちろんあると思います。
しかし、すべての生徒を自分が教えるという形で引き受けた場合には、お互いが疲弊してお互いにとって実は良くないということを僕は稲荷塾などの経験を通して学びました。
結局、ある程度自分が教えられる範囲に近い生徒を教えることがお互いに利益になるのだろうと感じます。もちろん、教えられる範囲をストレッチしていくべきですし、他者に力を借りるべきなんだろうなとは思いますが。
で、自分が教えられる範囲ってなんだろうか?と考えるときに、
そもそもなんで自分が教えているかという問いにぶつかるんですね。(根本的。。笑)
もちろん生活のためというのはあると思いますけれど、第一の理由は、
教えていると楽しいから、生徒とコミュニケーションをとっていると楽しいから
なんですね。
第2は、自分のできる数少ないことの一つだからですね。笑
でも、僕は、めちゃくちゃできる生徒なら楽しいとか、苦手気味だから楽しくないとかそんなことはないんですね。稲荷塾でも得意な子から苦手な子までいろんな子がいますが、だいたい楽しいと感じます。
じゃあ唯一難しいなと感じる生徒がどんな生徒かというと、
何回言っても最低限のことをやってこない生徒、絶対に講師とコミュニケーションをとろうとしない生徒、小学校レベルの算数の計算などがなかなか合わない生徒、
くらいですね。
ということで、たいていの生徒を楽しく教えられるんじゃないかと思います。
でもね、やっぱり稲荷塾に来ている生徒層自体がかなり上に偏っていると思うんですね。そのなかでたいてい教えられると思うっていうのは、全然世の中の大抵ではないんですよね。
そして、新しい塾でも、まずは、稲荷塾のテキストを使いますので、そこは人を選ぶというのが正直なところですね。公立の中学とかでオール3くらいの子では今までの例ではついていってるのを見たことがほぼありませんのでね。特に高校数学以降は、東大京大医学部などに、到達するようなレベル感で作られていますからね。
そんなモヤモヤとした迷いをかかえながら教えていたら、小学生に三角形の面積の公式を教えるときに、同じページの中で1時間に5回以上三角形の面積の公式を確認しなければならないようなケースが久しぶりにあったんですね。なんとか粘り強く対応できたとは思います。たぶん。。
ただ、これよりだいぶ大変だったら、しっかり対応できるのかなと今の自分に一抹の不安も感じます。
でも、そう考えると本当に学校の先生は凄いです!
クラスの半分以上くらいはそれより大変な生徒たちでしょうし、上は上で飛び抜けているので差がものすごいです。そのうえで、そんなレベル差がありすぎの集団40人近くを1人で教える。うーん、実際は無理ゲーですね。それをなんとか対応している形にしてるだけでもすごい人たちです。
教師のバトンとかいう文科省のサイトに教師からの悲痛な書き込みがあって炎上しているようですが、彼らの能力がうまく使われるような学校現場であって欲しいと思います。
ということで?、まあ、もうちょっとストレッチできる気もしてきましたね。
稲荷塾でいる間に試行錯誤してみます!
でも、ターゲットはあくまで高いレベルを目指す生徒ですね!
そういう差別化はしないと他の数多ある塾と一緒になってしまいますからね。