能動的に学べ!
京大生の場合、入学して1年経つと英語の力が落ちるのが伝統だったそうです。
ところが昨年から TOEFL 受験を義務付けて勉強させるようになったことにより、1年後の英語力が上がったそうです。
おぉ、これは時代の流れですねぇ!
遂に京大でも学生に勉強させることにしたのか!
これまでの、勝手にやらせて来た長い歴史を思うと、ちょっと驚きを感じますが、いいことなんじゃないでしょうか。
英語ぐらいできるようにならないと恥ですもの。
ですから、京大生には Carmelia のレッスンを受けに来るように本気で勧めたいです。
ということで、うちの息子も今朝は TOEFL のテストを受けに出掛けました。これを受けないと単位がもらえないんだ、などとぶつぶつ言いながら。
さて、稲荷塾小学生部の3年生に恐ろしく計算の速い子がいます。
もちろん、そろばんをやっているわけではなく、たとえば 680÷800=0.85 なんてな計算を一瞬にするのです。
大体のケースにおいて、どのように考えたかが見えるのですが、上の例はどのように考えたかがすぐには分かりませんでした。
この子は何をするにも、どうしたら上手く処理できるかを考えています。そして、そのようにしているうちに計算が速くなったのだと思われます。
こういう子を見ていると、勉強の密度って重要だと感じます。
単なる作業をしている子は、やってもやっても定着せず、結局積み上げることができません。
ところがそれに対し、常に自分で考える姿勢を持っているというか、能動的に取り組んでいる子は学び自体も速いし、定着もいいのです。
私は、この能動的に取り組むということがすごく重要なんじゃないかと感じています。
これをやりなさい、あれをやりなさい、と塾や学校が指定し過ぎるのはよくないと思います。
そうではなく、自分で考えて、自分で計画を立て、分からないところは自分から質問して … とやってほしいのです。
ということで、小学生部と中学数学のクラスは個別指導で、塾側はペースを作り、質問に対応することをメインに行い、ぐいぐい引っ張るというようなことはしません。
また、数ⅠA、数ⅡB、数Ⅲのクラスは反転授業です。自分で予習をして、新しい単元を学んで行きます。
演習のクラスも、予習が前提です。週に4問解いてくるのですが、その過程で基礎が不足していると判断すれば、自ら基礎を埋めて行かねばなりません。もちろんフォロー体制は準備していますが、それを有効活用するかどうかは本人の意識次第です。
新年度になってから稲荷塾は全般的にいいムードです。優秀な子、やる気のあふれている子の割合がぐっと増えたように感じています。
この流れをさらに加速させていきたいです!