勉強にフライングはない(前編)

松谷です。

勉強にフライングはありません。

もちろん、人生という長い意味でみたら別に出遅れもないと思います。

 

ただし、大学受験というものに関していえば、現行の試験でいえば、明らかに早く準備し始めているほうが勝ちやすいなと思います。

 

そして、特に、数学と英語についての準備を早くしておくことは、勝ちにつながりやすいと思います。

 

主な理由としては、2点あります。

①数学と英語は完成にすごく時間がかかるということ。

②受験近い学年になると、すぐ忘れやすい科目である、理科や社会などを固めに行くことが効率的であるので、英語と数学にあまり時間をかけられない。よって、高2末くらいまでに数学と英語に関してはある程度見通しを持っておかないといけないということ。

です。

 

①については、

ほんとにかなり時間がかかる思います。

一般に、東大京大の理系に合格しようと思ったとき、普通の人(ある程度の進学校生)が必要な勉強時間というのは、学校の授業時間を別にして、

数学1000時間

英語1000時間

理科1000時間(2科目)

国語300時間

社会100時間

くらいと言われています。

もちろん、学校によっては、授業でいろいろと受験に向けた本当に役立つような対応をしてくれるところがあったりしますし、個人の資質ややり方によっても、勉強時間は0.5~2倍くらいに変わってきてしまうかもしれませんが、一つの目安にはなるかと思います。

 

これをみると、理科も結構かかるようにみえますが、学校の授業時間も含めると、やはり英語、数学に圧倒的に時間がかかります。もし、英数理をすべて高3でやろうと思ったら、1日10時間毎日やることになりますが、学校もあるので、ほぼ無理というのが現実です。

そして、英語、数学については、時間もかかるうえに、やったとしても、なかなかすぐ結果に結びつかない科目なので、精神衛生的にきついです。そうして秋くらいまでに芽が出ないと、そのあとに上がる可能性があったとしても、志望校変更につながりやすいのです。

 

②については、

実際、僕も高3にあがるまで、理科をあまりやってなかったので、夏の模試などでは理科は悲惨な結果だった気がします。(物理 だけ少し高2から始めてたかな?)

確か、化学5点とかだった気がします。60点中で。

ただ、夏休みと秋で固めてやったら、秋の模試では、40点近くとれて、もう合格に必要なところくらいまで上がりました。(パッと聞いたところだと、チューターの林くんも理科についてそんな感じだった気がします。)

まあ要は、暗記要素が強い科目は、固めてやると暗記の復習タイミングも短くなって、一気に成績があがってくるんですね。逆に早くからやりすぎた場合、記憶のメンテナンスも、し続けないといけないので、結構大変な側面もあります。

 

そして、この時期、数学や英語の勉強はほぼ塾の授業だけにしてました。なので、ほとんど時間をかけてなかったと思います。それで、理科に時間がさけたんだと思います。

(東大理三とか京大医学部とかに現役で確実に受かりたい人はもう少し早めにやっておくのをオススメします。ぼくの同じ学年で、普通に京大医学部に受かった子たちは、高3の春くらいに理科も一応一通りやって、見通しがついてきて、ここから実践にいくぞくらいの状態だったように見えました。)

 

 

さて、英語と数学は早めにやった方がよいというのはなんとなく掴んでもらえたのではないでしょうか?

 

しかし、ここで、起こってくるのが、早めにやり始めたものの、続けられるのかという問題です。