演習数Ⅲで積分テスト
何か変な癖がついたら、それを直すのは容易ではありません。
テニスにおいて、多くの人はフォアよりバックが弱いので、バックにアプローチしてネットを取るという戦術を用います。
ですが、イナリさんの場合はフォアにアプローチしてネットを取り、ストレートは大きく開けながらクロスで待っていたら、必ずそこにボールが飛んでくるのでポンと決めればいいよ、とみんなが思っています。
みんながそれを知っているということを私も知っています。
だから、フォアにアプローチされたらストレートにパスを打つ、あるいはストレートに中ロブを打って甘い球を待つ、あるいは正確なロブを打つ、と決めて試合に臨みます。
なのに、いざフォアにアプローチされたら、えいっとばかりにクロスパスを打っているのです。
アホか? と思うぐらいです。
まあ、余裕がないというか、何なんでしょうねぇ …
昨日、演習数Ⅲクラスで積分のテストをしました。4問のうち2番の1問は授業で重要だと強調していたものでした。
当然、みんなできているはずです。
ところが、既に高3になっているのに、できなかった生徒がいっぱいいました。
つまり、高3になっていても、なお勉強のイロハが分かっていないのです。
説明を聞いて、あるいは解答を見てなるほどと納得しただけでは次にできるようにはなっていません。
何でなんでしょうねぇ …
自分の理解力を過信しているのでしょうか?
見て納得したので、次はできるはずだ、これが甘いということを知らなければいけません。
そして、自分はそんなに特別な能力を持っているわけじゃない、もっと言えば、俺はアホやなぁ、ぐらいに感じることが必要です。
そうして初めて、勝つための方法を真剣に探し始めるのです。
頑張ってほしいです。