伸びる生徒とそうでない生徒
宮嶋さんと勝負して来ました。
7-6(6) 5-4
このところ連勝しているので、ちょっと余裕を持って、新しい技術を試してみようとしているうちに形勢が悪くなり、1st セットは 1-4 の出だしでした。結局、最後は以前のくそ粘り戦術に頼り、何とか勝ちました。
2nd セットもキープキープで進行し、4-4 からブレークして終わったので、まあ勝ちだと言えますが、たった1つの技術でさえ、ミスなく、いつでも使えるようなレベルに仕上げるのは簡単ではないということです。
まあ、これは勉強にも言えることです。
問題が解けないとき、解答を見て納得したらすぐに次に行こうとする生徒がいますが、そこで、次に似たような問題が出たら、自分は解けるのだろうかと自問してほしいです。
実際上、多くの場合、納得のレベルが低いです。
小さな違いのように見えますが、ちょっとした姿勢の差が半年も経つと大きな差になるのです。
たとえば、演習1クラスは入試で問われる知識と技術の完成を目指しています。
もし、1問1問を大切にしてそこから学ぶべきことを学びとるという作業を継続すれば、半年もしないうちに阪大の理系の問題で合格点が取れるようになります。
一方、1年経ってもそのレベルに到達できない生徒もいます。
演習2クラスでも同じです。
やはりしっかり取り組めば、半年で京大・東大の理系の問題で合格点が取れるようになり、実際にそのように成長する生徒がいる一方、1年経っても解けるようにならない生徒もいます。
意識の差とも言えますし、概して、伸びる生徒は学びを楽しんでいます。
その辺りの差は、解けなかった問題の解答を読んだときに顕著に現れ、伸びる生徒のリアクションは大概、「おぉっ!と驚き、にたっと笑う」といったような感じです。