オーストラリアの奇妙な虫

先日のブログの予定通り、今日はオーストラリアで見た虫についての話です。実は生き物の中では魚が特に好きですが、水中でカメラを持つことができなかったので写真がなく紹介のしようがありません…。シュノーケリングをして面白い魚をいくつかみただけに残念です。

突然ですが、虫屋と呼ばれる人たちがいることをご存じでしょうか。昆虫を商売に使っている人のことではなく、昆虫愛好家のことをそう呼ぶようです。小さい頃は虫屋と呼ばれるほどではなかったですが、図鑑を眺めたりしていたことを覚えています。オーストラリアには姿形が面白い虫が多いので行くときに何をみることができるかを楽しみにしていましたが、時期が悪かったせいかあまり野外で虫を見かける機会が少なく残念でした。

話は変わりますが、オーストラリアはいいところで、博物館や美術館が無料で入れたりすることが多いです。ブリスベンの博物館に行ったところ、少し珍しいものを見かけたので紹介したいと思います。葉っぱや枯れ葉に擬態する昆虫が生きたまま展示されていました。一枚目はコノハムシの仲間ですが、どこにいるか分かりますか?右上と左下の方に2匹ずついることが分かります。また2枚目はナナフシの仲間だと思いますが、枯れ葉そっくりです。その左にも一部しか写っていませんが、これもナナフシの仲間に見えます。

 IMG_2945

IMG_2943

生きている虫は、これら以外はゴキブリなどがいましたが、写真を撮るのを忘れていました。博物館なのでもちろん標本なども充実しており、特に蝶の展示が印象的でした。虫屋の中には蝶屋と呼ばれる人もいて、そういった人たちは信じられないぐらい蝶に詳しかったりしますが、僕はあまり詳しくないので写真だけ載せておきます。特に1枚目と2枚目は同じ蝶だと思いますが(もし違ったら蝶屋の人に怒られそうですが…)、みる角度で色が違い非常に綺麗なので自室に飾っておきたいぐらいでした。実際お土産店では売っているのを見かけ、値段は約100オーストラリアドル(10000円ほど)でした。また展示を目的に作られたような標本も多く、3枚目などは同じ種類の蝶のみを綺麗に配置していました。

 IMG_2935

IMG_2936

IMG_2938

いろいろな蝶がまとまった展示もあり、日本でもみたことあるような蝶も含まれていました。

 IMG_2937

個人的には生きている状態で見てみたいと思っていたニジイロクワガタは生きた状態ではみられませんでしたが、綺麗に並べられて標本としてみることができました。博物館は少し薄暗く、光を受けて輝くような状態ではみられなかったのが少し残念です。いつか生きた状態でもじっくりとみてみたいものです。

 IMG_2939

他にもいろいろ博物館では展示されていましたが、この辺で終わりにして実際に野外で見かけた虫について載せて終わりにしたいと思います。数はあまり多くなく二種類ほどですが、一枚は面白い形をしたクモなので、クモが苦手な方は見ないように注意してくださいね。

熱帯雨林では春だったせいか、あまり虫を見かけることがなかったですが、2匹ほど面白い虫を見かけることができました。一つ目はバッタかコオロギの仲間で後ろ足が長くなっています。少し小さかったのでもしかしたら幼虫かもしれません。何気なく植物を見ていると目に入ったのは幸運でした。

 2023-09-27 18.32のイメージ

二つ目はトゲグモの仲間で、クモ好きな友人に聞くところによると有名なやつらしいです。この画像をその友人に送ったところ、羨ましがられました(笑)。実際他の場所でも同じクモを見かけたので個体数はそこそこ多い気もします。

 2023-09-27 18.59のイメージ

2023-09-27 19.00のイメージ

見返してみると日本にいる虫よりも主張の激しい色をしている虫が多い気がしますね。目立つものばかり見ている可能性はありますが。おそらく日本でも沖縄あたりまで行くと本州とは少し異なった虫が見られるのかもしれません。いろんなところに行ってみたい気持ちが湧いてきますね。