反転授業の起こり
今日は寒いですねぇ。
それに加えて日、月と連続してテニスをした疲れが出て、眠いです。
だから、事務室の暖房を入れました。
すると少し暖まってきて、ようやく頭が働き始めました。
と思って小学生部を覗くと、男の子の半数は半ズボンです!
さて、2015年8月に独習数学が出版されたことがきっかけで反転授業が始まりました。
その経緯を書こうと思います。
それまでは、授業を休んだ生徒に対する振り替え授業は、卒業生のノートをコピーしたものを準備しておいて、それを使って行っていました。それは板書を写したものですから、板書した内容をもう一度書く手間が省けるからです。しかし、説明のために話したことまでは載っていないので、それはしゃべる必要があります。
ところが、独習数学には板書の内容に加えて説明したことまで全部載っているのです。
そりゃそうですよね。テキストを土台に授業してきたことを整理し、まとめることで作った本が独習数学ですから。
この本が出たことで振り替え授業が断然楽になりました。読んでもらって、飲み込みにくい所だけをチェックすればいいので …
これは途中入塾の生徒にも適用することができました。それまでの授業分をやってしまうのに、本を読んで来てもらうことを前提にすれば、驚くような進度で進めることができるのです。
これはすごい気付きでした。
かくして、2016年から新しい形式の授業の探索を始めることにしました。
しかし、個別でやっているときと授業でこの新方式を使うのでは全然意味合いが違いました。
つまり、予習のレベルが生徒それぞれで異なるので、どの程度の説明をすればいいのかが難しいのです。省略し過ぎてはついて来れない生徒が出るし、かといって一から説明するのでは新方式にした意味がありません。
当時のブログを読むと失敗の連続だったことが分かります。
そのうちテキストの問題を解いてきてもらうことにするのですが、2ページ進むとして1ページだけ解いてきてもらうところからスタートして、結局2ページやってきてもらうことに落ち着くまで苦しみ続けています。
2ページ解いてきてもらうとして、その確認はどうするのか、どの程度理解しているのかのチェックはどうするのか、大体分かったとして、どんな演習をすればできるようになるのか、次から次へと解決すべき問題に直面しました。
当時の生徒は大変だったでしょうねぇ …
ころころと方針ややり方が変わるし …
実際、結構の生徒が途中退塾しました。
そうして、約1年がかかりで効果的な反転授業のやり方を見つけました。
続きは