意識の違い

たとえばレストランで食事をしているとき、隣の座席の人が話していることを音として耳が拾ってしまう、とピアノの先生が言っていました。

食事後、一緒に食べていた人に、隣の人がこんな話をしていたよね、なんて言っても、誰もそんな隣の人の話を聞いていないことが分かったと …

要するに私の場合、細かい違いが分かっていないので、よく聞いて感じるようにというアドバイスです。ピアノをやるからには、もっと敏感になるべきだということです。

007 でトム・クルーズが電話で話しつつ、遠くの人の話を口の動きを見ることで聞き取ってしまうという場面がありましたが、それを思い出しました。

いや~ぁ、

耳の形はそんなに大差ないのに、その機能は大差なんですねぇ …

 

そう言えば、この前コロナに罹ったときに頻繁に体温を測ったのですが、体温計のピピッという音が聞こえないのです。ところが、となりの部屋にいた思歩が「鳴った!」と教えてくれて、ショックを受けたことがありました。

耳が遠くなっているのかなぁ …

年なのか …

日常生活で不便を感じたことはなかったのですが …

私の耳があまりよくないことは事実として、やっぱり思歩の耳がいいのでは?

長年ピアノをやっていたので、鍛えられているのかも知れません。

 

それから、上手くなる人は練習の仕方が違うという話もありました。

東京でのレッスンを録音しておいて、帰りの新幹線の中でそれを聞き、帰ったらすぐに課題に取り組んだという話もありました。

漫然と全体を通して弾くのではなく、改善すべきところを繰り返し練習すべきだ、そうすれば、3時間練習するより30分の練習の方がずっと疲れる …

 

勉強も同じですよね。

伸びること伸びない子では意識が違うのです。