京大理系受験の必勝型
京都の公立高校の入試が明後日からですが、これは滋賀や大阪より約1カ月も早い日程です。
どうして各都道府県でこんなに大きな差があるのでしょうか?
京都の端にあって、大阪との境にある稲荷塾にとって、これはちょっとだけ不都合です。
つまり、来週の金曜日、土曜日のリビングにチラシを折り込んで3月5日に説明会をするのですが、3月5日だと大阪や滋賀ではまだ高校入試が終わってもいないからです。
まあしかし、高校数学の入り口の数ⅠAは整式の展開や因数分解、要するに中学数学のちょっとした延長のところから始まるので、初めの数回分の補習は容易です。
ということで、大阪や滋賀の諸君も是非稲荷塾に来てください。
公立高校で高校課程を一番早く修了させるのが北野や膳所、堀川で、大体高3の夏休み前です。
しかし、それだと高校課程を学び終えてからの演習期間が半年しか取れず、相当に忙しい、命懸けと言ってよいぐらいの受験勉強になります。
大変でも、受かってしまえばそれでよいのですが、本来2年ぐらいかかる演習を半年でするので、漏れが出やすくなります。何より、理科に回す時間が削られ、本来の力を発揮するのが難しくなるのです。
ここのところはすごく重要なところなので、説明を補足しておきます。
京大の工学部の二次試験の合格最低ラインは5割ちょっとの得点で、現役で合格する生徒の理科の得点も5割台であることが多いです。
しかし、浪人して京大に合格する生徒は基本的に理科で7割以上の得点をします。つまり、理科だけで合格最低点に対して50点ぐらいの貯金をするのです。これが、現役のときにぎりぎりでダメだった生徒が浪人したならば、ほぼ間違いなく受かることの理由です。
理科は十分な時間をかけて取り組めば、7割以上の得点をすることが可能な科目なのです。
また、1問1問がすごく長く、細かく小問に分かれているので、7割取れる実力を身につけたならば、滅多なことには大崩れしません。
ですから、理科で7割の得点ができる力を作るということが京大入試の合否を占う上で大切なポイントになっています。
高校課程の修了時期が遅いと、この必勝型が作りにくいので、本来の力が発揮しにくいと言っているのです。
しかし、稲荷塾の反転授業により数学の学び方を徹底的に効率化すると、高校受験をして高校生になってから高校数学を学び始めたとしても、上記の2年間の演習期間を作ることができます。