京大受験成績の開示

遂に京大の受験成績の開示がありました。

例年であればゴールデンウィーク中に届いていたと思うので、今年は遅いなぁ、などと言いつつ、まだか、まだかと待っていました。

現時点では送ってきてくれた子が1人だけなので、全体像は分かりません。多分、今日中に大体の結果が集まると思うので、その後コメントします。

ただ、京大受験はそんなに簡単じゃないですね。送ってくれた1人については、2次ではしっかり取れているのに、共通テストで大負けして、それがそのまま不合格につながった感じです。

内容だけ考えると共通テストなんてなくていい、とも言えますが、これがないと京大なんかだと受験生が殺到して大変なことになってしまいます。

1979年が共通一次元年ですが、その前はどうしていたんでしょうねぇ …

それに、文学部でも物理の試験があったと聞きますし、テスト自体が大変だっただろうと想像します。

 

近年ではAO入試の枠を増やそうという動きになっています。まあ、アメリカに倣えというわけです。

しかし、共通テスト(SAT)の成績に加え、ボランティアの経験、スポーツ等の活動歴といった何もかもできる生徒を取る傾向があり、学内には似たような生徒があふれているという批判もあります。特にトップ大学だと、夏休み中に1週間か2週間、ボランティアの経験を買うツアーに参加している者が多く、その費用が100万円とかするそうです。結果としてそういう大学の生徒の保護者の平均年収が2500万円とかになると聞きます。

だったら、学力だけで判定される方がよほど公平だと言えます。

特に京大はいいですよね。あっちこっちに大穴があっても、数学ができるといったような何かの強みがあれば受かってしまうのです。

それに対して国公立大学医学部の場合は、全教科まんべんなくできるということが要求されます。共通テストも高得点しないといけないし、結構つらいです。東大もそれに似た傾向があります …

 

話は全然変わりますが、稲荷塾は基本的に京大を目指す塾です。数学、あるいは理科が思いっ切り強くて合格するようなパターンをよしとします。

そういう意味で、これまで「東大・京大受験のための数学専門塾」というキャッチを採用していたのですが、これは変えた方がいいですよね。せめて「京大・東大受験のための数学専門塾」でしょうかねぇ …