演習の授業について

昨日は入塾説明会で、午前と午後に1回ずつ行いました。

主に、稲荷塾の反転授業について、それに至った経緯を含めて説明しました。

 

さて、今日は演習の授業についても触れておきます。

反転授業により一般の授業の無駄、すなわち板書やそれを生徒がノートにとる作業の時間が授業時間に占める割合が異常に高いことを解消できるようになりました。

すると、演習の授業も改善の可能性があることに気付きます。

すなわち、生徒が予習してきた問題の解答を板書する代わりに、解答とそれを通して学んでほしいポイントを載せたものを授業の最初に配ってしまうと、圧倒的に短い時間でさまざまなことを確認することができます。類題を演習するときも、以前は問題をホワイトボードに書いて、それを写してもらって、さあ解きましょう、とやっていたのですが、そのプリントを作っておいてそれを配ればいいし、その解答も作っておけばすごい時間短縮になります。

これにより、予備校講師時代から何の疑問も感じることなく行ってきた授業方法を劇的に効率化することができました。

問題はそういった教材を準備するのがとても面倒だということですが、その作業はこの2年間で遂に完成しました。

 

そして新年度からはこの方法を中学数学のクラスにも適用しようと考えています。

中学数学の参考書「独習中学数」はできていますし、それに即したテキストも小テストもできました。

ですから半年で中学数学を学びます。

その後、半年で中学数学を演習し、トップ高校を受ければ受かるぐらいの実力に仕上げてから高校数学に入ります。つまり、中1で入塾した場合は中2になるときに北野や堀川に受かるレベルになっているということです。

 

ちなみに、このところ「独習中学数学」の注文が多く、製本して発送するという作業が遅れ気味になっています。

それで、何とかいい方法はないかと探した結果、幻冬舎から出版することになりました。

10月ごろに出版する予定です。

 

何やかやと忙しいですが、頑張ろうと思います!