数ⅡBクラスでは来週に第1回目の単元テスト

稲荷塾では数ⅠA、数ⅡB、数Ⅲのそれぞれを半年で学べるようになっています。

数ⅠAから数ⅡBに進めるかどうかは3回の単元テストの成績によって決まります。進める基準は、河合塾の全統高1模試で偏差値が大体70程度です。

中2の段階でこれをクリアできる生徒は非常に稀で、ほとんどの諸君は数ⅠAを2回することになります。すなわち1年かけて進める基準に到達するということです。

中2から数ⅠAに入れた場合は、数ⅠA、数ⅡB、数Ⅲのそれぞれを1年ずつで学んだとしても高1終了時で高校課程を学び終えるので、その後2年間演習をすることができます。

中3から数ⅠAに入った場合、同じように2年間の演習期間を確保しようと思えば、数ⅠA、数ⅡB、数Ⅲを学ぶ期間は2年間になります。つまり、3つのうちの2つは半年で学び、1つだけ1年で学ぶことになります。入試の中心は数ⅡBであり、数ⅠAに比べて数ⅡBは覚えるべきことも格段に増えるので、1年かけるのは数ⅡBがよいと思われます。とすると、中3の前半の半年で数ⅠAを「河合塾の全統高1模試で偏差値が70レベル」に引き上げる必要があります。これができず数ⅠAに1年をかけてしまったら、数ⅡBを半年で「全統高2模試で偏差値70レベル」にすることになり、より難しいことを達成しなければならなくなります。

高1で数ⅠAに入った場合は、数ⅠA、数ⅡB、数Ⅲの全部を半年ずつで仕上げても演習期間は1年半しか取れないので、相当本気で取り組む必要があります。

 

新年度に入って約1カ月経ち、数ⅡBクラスでは来週が1回目の単元テストになります。(数ⅠAクラスでは3週間後)

おおむね順調に学習を進めている生徒が多いですが、中にはうまくいっていない生徒もいるので、今週の授業では上に書いたようなことを少し話しました。

頑張ってほしいです。