次は中学数学か

これまで書いてきた通り、反転授業により数ⅠA、数ⅡB、数Ⅲを学び、その後演習1、演習2に進む稲荷塾のシステムは相当に良いと思います。

同じような方法を中学数学にも適用しようと計画しています。それで「独習中学数学」を思歩が書きました。

次はこれに即したテキストと演習問題を作ろうと思います。

「稲荷の独習数学」は稲荷塾のテキストを土台として作られました。私が授業で話してきたことを整理してまとめる形で書いたということです。

中学数学については「独習中学数学」を土台にテキストを作るので、順序としては逆になります。

正直言って、中学数学は高校数学と比べてすごく薄いので、どんなテキストで学んでもそれなりの効果が期待できます。稲荷塾でも公立中学で学ぶ数学をサポートするような簡単なプリントを用いて半年で中学数学全部を学び、その後、塾で作った難しめのテキストで整理し直し、最後は高校入試のための模試を使って総演習するのですが、この過程で使うプリントやテキストはそんなに洗練されたものではありません。それでも十分に機能してきたのです。

ですが、高校数学を学ぶシステムがようやく出来上がって来たので、いよいよ中学数学にも手を入れようと考えています。

算数から数学への移行をスムーズにし、新しい概念を学び、新しい技術を身につけるのにわくわくするような学びのシステムを作ろうと思います。

私自身は中学生のころ幾何が大好きでした。一つの問題集をやってしまうと、もっと難しい問題が載っている問題集はないのかと本屋をうろうろするようなことをしました。まあ、わくわくして学んだわけです。実はその趣味は今でも続いており、ネットで幾何の問題を見つけては解くのを楽しんでいます。

楽しいと感じれば伸びますしね。

それに、こうしたトレーニングは高校数学を飲み込んでいくために必ず役に立ちます。

 

ただし、当面はオンライン講座の準備もまだいっぱいあるので、この1年ぐらいをかけてじっくり取り組もうと思います。