新企画

来年度からの新企画を構想中です。

高校課程を終了してから演習に入りますが、その期間は2年間とるのが理想的です。入試で必要な知識と技術を完成させるのにおよそ1年ぐらいかかり、その後東大・京大の問題が解けるようになるのにやはり1年ぐらいかかるのが平均的なところだからです。

ところが、高校受験をして高校生になってから高校数学に触れる諸君はどうしてもこの2年間を確保するのが難しい状況にありました。元来、数ⅠA、数ⅡB、数Ⅲのそれぞれを学ぶのに1年ずつかかるとして教科書が作られているからです。

しかし、そのようにしていては演習の時間があまりにも不足していて大学入試には対応できないため、進学校ではそれぞれのための期間を少しずつ縮め、たとえば堀川なんかでは高3の夏休み前にすべてが終わるようにしています。一般の高校よりかなり速い進度で進むということです。

しかし、そのようにしたとしても演習のための期間は半年強です。相当に忙しい受験勉強をしないといけないのです。

そこで稲荷塾は、反転授業を通して数ⅠA、数ⅡB、数Ⅲのそれぞれを学ぶのに半年でできると提案しました。すると演習のための期間は1年半になり、これが画期的方法でることが分かると思います。

でも、

それでもやっぱり理想的ではありません。

今、構想しているのは1年で数ⅠA、数ⅡB、数Ⅲのすべてを学んでしまうクラスです。

そうすれば演習の期間として2年間を確保することができるからです。

それで、「1年で数ⅠA、数ⅡB、数Ⅲのすべてを学んでしまう」なんてできるのか、ということですが、ある程度優秀であることが前提条件になりますが、できます。半年で数ⅠA、数ⅡB、数Ⅲのすべてを学んでしまった子もいるぐらいですから。

ただ、

稲荷塾のスペースの問題もありますので、3人限定の特別クラスということになりそうです。