待つ。
松谷です。
待つ。
難しいですね。
生徒が自分の意志で勉強しはじめるのを待つ。
生徒が理解していない問題を解説を読んだり聞いたりしたあと理解するのを待つ。
基礎的な考え方や少しの手がかりを与えたあと生徒が問題の解き方に気づくのを待つ。
自分から聞けない子が自分から聞けるようになるのを待つ。
生徒が自分のビハインドな状況を理解してくれるのを待つ。
先生の立場をイメージしていますが、親としても子どもに対して似たような状況はあると思います。
いずれにせよ、見守るように待つというのはとても難しいことだと思います。
何故なら、教えてしまった方が、教える側としては、一瞬で終わるので、楽ですから。
知っているものからすれば5秒で気づくことに、1分とか時には10分もかかっているのを見てしまうと時間のロスが大きすぎるように感じますのでね。
でも、それがその子のペースなのかもしれません。
ゆっくり考える子には、先生や大人はやきもきするかもしれせん。
でも、最終的には、どちらのやり方が効率的なのかはわかりません。
一瞬で教えたものは、一瞬で消えていくのかもしれません。10分で理解したものはその感動と共に永久的に残るのかもしれません。
いやいや、一瞬で理解できれば、多岐に渡った学習が出来、忘れても復習で定着ができるじゃないかという考え方もあるでしょう。
わかりませんね。。
とりあえず、少し待ってみる、というのを意識して生徒と対峙してみるのを試してみようかなと。
待ってみて、自分で気付いたら嬉しそうにしてる子もいましたのでね。
子どもの様子を観察しながらね。
高校数学の基礎知識とかは、間髪いれず答えられないと、実戦で使えないんですけど、中学生くらいまではね。回り道が逆に近道なんてこともあるかもしれないなと。