稲荷塾の特徴

稲荷塾は中高一貫校の生徒もそうでない中学校、高校の生徒も対象にしています。

他のほとんどの塾ではどちらか一方を対象にしており、それがその塾の特性にもなります。

そういう意味で、稲荷塾は少し変わった塾です。

それから、対象となる学校を限定していないこととも関連しますが、学ぶ内容でクラスを分けていることも特徴です。つまり中学数学を学ぶクラス、数1Aを学ぶクラス、数ⅡBを学ぶクラス … のようにしており、学年別のクラスにはしていません。

このことがマイナスになることもあります。例えば、休憩時間なんかにクラス内での会話が弾みにくく、楽しい雰囲気になることも滅多にありません。みんな黙って、思い思いのことをしているのです。

昔私が勤めていた塾では、ほとんどの生徒が茨木高校の生徒だったこともあり、みんなが仲間意識で繋がっていました。高3にもなるとみんな塾に週6日来て、11時ごろまで勉強して帰るのが普通だったので、熱心な部活動のような感じでした。休みの日には私も呼ばれて何人かで野球やサッカーをしたり、カラオケに行ったこともありました。これはこれでとても楽しかったのですが、稲荷塾ではこういう関係がつくりにくいのです。

でも、プラスの面も大きいです。

それぞれが、自分に必要なことを学ぶクラスに入れます。さらに反転授業により半年ごとのクラスになっていることも大きく、たとえば途中入塾で数ⅠAのクラスに入りたいのに進度的にそれが難しい場合、最大でも半年待てば新しいクラスが開講されるのです。「最大でも半年待てば」と書きましたが、実際のところは土曜日の補習により大概はすぐに授業に参加できています。こういったことを総合して、個々のニーズに合わせて非常に柔軟な計画を立てることができます。

それに刺激的です。演習のクラスでは中高一貫校の生徒と堀川、北野等の生徒が競い合う雰囲気ができており、いい感じです。数Ⅲのクラスに小6の子がいて、洛星の高1の子が太刀打ちできないのも他では考えられないことだと思います。

次回は反転授業について書きます。