直前演習

センター試験が今週の土日にあり、それが終わるといよいよ演習1、演習2のクラスで直前演習が始まります。

これを少しでも刺激的に行うために、「過去の現役合格者の得点」という表を作りました。

直前演習の問題は高校課程の変更があるときに一部差し換えたりしていますが、大筋でこの20年間、変えていません。

ということは、自分の成績と合格者の成績を比べて自分の力が足りているのか不足しているのかの大まかな判断ができるということです。

それから何と言っても、こちらがある生徒を見るとき、行けそうなのか、勝負なのか、厳しいのか、その判断とテストの成績が見事にリンクしていました。

演習2で言えば、平均点が76点の強者にはじまり平均点が60以上の子は東大でも京大でも落ちようがないレベルであり、50点から60点はほぼ大丈夫だろうというレベル。40点から50点は勝負、つまり他の教科の実力や本番のできによって勝つか負けるかが決まるレベル。40点を切ると、かなり危なく、本番で大ヒットすれば勝てる可能性があるというレベルです。

実際40点を切っていて京大に受かっている子が6人いますが、そのうちの4人は38点以上で、厳しいけれども何とか受かってほしいと願っていたことを思い出します。

しかし、何と29.6点、23.2点で受かっている子もいます。2人とも京大の工学部ですが、この実力で受かったのは奇跡的です。

でも、この23.2点の子はプラスアルファーの直前演習をもう1回やって、それは60点ぐらいとっていましたから、最後まであきらめないで頑張り続けたのが功を奏したのだと思います。

 

えっ、松谷君はどうだったのかってか?

それは軍の機密です。

でも表を見たら出身校(洛星)と合格大学(東大理Ⅰ)からどれが松谷君か分かってしまうのですけど …

まあ、現役での東大・京大理系合格者の真ん中ちょい上でした。

 

ん?

 

この表は生徒のために作ったはずなのに、私が一番楽しんだような気がします。