合格体験記6

大分大学 医学部 医学科 礒村淳生 同志社香里

私が稲荷塾に通い始めたのは高2の5月で、周りの受験生よりも遅いスタートでした。それまでは学校の勉強しかしていなかったので、追い上げるのに必死でした。こういうときは遅れを取り戻すために、スピード重視の流れ作業になってしまって学習の質が低下しがちですが、稲荷塾では違いました。自分で新しい範囲を予習し、授業ではわからないことの解決と演習をするという形なので、予習の段階で自分が理解できるようになるまでとことん考えることができます。その過程で、あれこれ数学的思考を巡らしながら、より深く理解し、全体像を掴みやすくなりました。演習2と演習数3のクラスでは様々な難問に触れ、分析して解く力を鍛えるとともに、辛い計算でも粘り強く解く力も培いました。このことによって、本番の入試では他の受験生に差をつけられたのだと思います。
また、私は最後まで部活のラグビーを続けていたため、通常の授業を受けるのが困難なことがありました。そんな私に先生は土曜日の時間を使って個別に教えてくださいました。結局共通テストの3週間前まで部活を続けましたが、それまでラグビーを続けるという決断を理解し支えてくださった先生方へ感謝申し上げたいと思います。