優良な人間なのか?→→
松谷です。
じゃーん、免許の更新にきました。
どうやら私は優良な人間のようですね。
ふふふ。
30分で講習が終わりました。
さすが優良人間!
えー、まあ、そんなに運転してないだけですよ。ええ。
いいじゃないですか!たまには勘違いしても!笑
思ったのは、講習は30分だけですし、講師の先生はベテランでかなりお話がうまかったのですが、それでもずーっと30分集中して聞くっていうのは大変ですね。
質問に答えたり、何か解いたりする作業なんかもなく、30分間説明を聞き続けるというのは難しいことなんだなというのも改めて感じました。
まあ優良マークをもらえたので耐えましたけどね!
あと、なんか道路交通法の改正の関係で僕の免許が中型車の免許に格上げになってましたね!なんか知らんけどパワーアップした気分です。
そして、1つ手続きのなかで気になるフレーズに出会うことがありました。
「交通事故などがない安全な社会を目指して運営しております交通安全協会の資金にさせていただきますので、追加の1500円について
任意のご協力を頂いております。
どうされますか?」
というような問いかけです。
ほう。
数学塾講師に「任意の」ときたか。
「任意の」は英語でいうとarbitraryなんですけど、
数学用語としては、
英語のanyに対応していて、
「どの〜をとっても、いずれの〜でも」
みたいな意味です。一つ一つを取り出して全部が、みたいな意味なわけですが、高校数学の範囲では、ほとんどの場合で、
all「すべての」
という言葉に自動的な変換を施して差し支えありません。
すなわち、問いかけは、
すべての(方の)ご協力を頂いております。
という意味
ではないんですね。
日本語の「任意の」は
通常使用時は、
本人の自由意思に任された(“任意”ですからね)
という意味なんですね。(→自由意思に任された→気まぐれな→無作為な→いずれの〜でもみたいな感じで数学用語との対応もなんとなく分かるわけですが、パッとは結びつかないなあというのが正直な感覚です。ちなみにarbitraryをロングマン英英辞典で見るとdecided or arranged without any reason or plan, often unfairlyって定義になってましたね。この定義だと数学の意味とのつながりが明確ですねえ。)
すなわち、任意のご協力を頂いております。とは、
ご協力をお願いしてますが、あなたのご意思でご協力頂いても、ご協力頂かなくてもどちらでも結構です。
どうなさいますか?
ということなんですね。
そのとき僕は手持ちがなかったんですね。
それで、「す、すみません、、。」と言ったら、
「悲惨な交通事故などを少しでも減らしていくために、1000円だけでも任意のご協力頂いていますが、いかがなさいますか?」
とのトドメの一撃が。。。。
全然任意じゃねーじゃねーか。。。
なんじゃこの押し売りは。。
手持ちがないって言うとるねん。。(言ってない)
「す、すみません。」
そして、浴びせられるしら〜っとした視線。。
くそう。。。
まあね、汚い自分の心が露わになりまして、自分が優良人間ではないということに気付かされた次第です。。。orz