英検受験記③W

松谷です。

もう誰も読んでない感が出ていますが、最後まで書きますね(笑)

ライティングとスピーキング。実際問題、英検1級に関しては、この2つが鍵を握っていると思います。

どちらも採点基準が普通の英語学習者にはよくわからないからです。

そして、僕もそうでしたし、そのせいで結果が出るまで点数がよくわからないから落ちてるかもしれないなどと思っていたのでした。だいぶ余裕だとしても。でも、この2分野があることが英検の価値なんだともおもいますし、僕が受けた理由でもあります。そして、カーメリアの力を借りた部分でもあります。

ライティング

まず、ライティングですが、200~240wのエッセイを一つ書く感じです。英検のライティングは英検好みのライティングスタイルを取るのがいいと思います。(一応それが基本的なエッセイの型だとは思いますが)

イントロダクション(現状+主張。)30w

1つめの理由→具体例50w

2つめの理由→具体例50w

3つめの理由→具体例50w

結論(言い換えつつ)30w

※譲歩表現をイントロや具体例に適度に混ぜつつ。

こんな感じで書くのが普通かなと思います。きちんとした理由が出せて、この型を守れれば6点×4(8点×4が満点)くらいはくれると思います。しかし、実際には、理由を出すのが大変だと思います。

たとえば、「日本は、アメリカとの関係を再考するべきか」というお題に対して、ものの3分くらいでちゃんとした理由と文章構成を考えて書き始められる人なんてなかなかいないかと思います。なので、よっぽど社会情勢について普段から詳しい人以外は、ネタを仕入れなければなりません。特に低学年はそうですね。

また、ライティングは当たり前なんですが、実際に書くということが大事だと思います。読むだけでは、書けないんだと思います。しかも30分をはかりながら。これ、やってみるとわかりますが、結構おっくうです。そして、自己採点はなかなか困難です。

ということで、僕がやった対策は、あまり時間もかけたくなかったので、ライティングとスピーキングを同時に進めるというもので、具体的には、まず、「英検1級英作文問題完全制覇」というものを使ってネタを知りました。ここには、212個の50wくらいの英文ネタ用パラグラフが載っていて、英検に出てくるほぼすべての分野の社会問題について一般的な意見を仕入れることができました。しかし、それをずっと頭にとどめて自在に引き出すということははっきりいってなかなか困難でして、相当繰り返し時間をかけて読まないと無理だと思います。ということで、一通り、なんとなく情報を仕入れたあとは、「英検1級面接大特訓」という本を使って、具体的に16個の課題についてエッセイを書いていきました。この本はスピーチ兼エッセイ用の対策本で、なかなか有用だったと思います。書いた後は解答例と見比べたり、辞書で調べたりしながら自分のエッセイの質を確認するのですが、まぁ難しいですね。その作業は。だって、そもそも挙げた理由が違ったとしたら、解答例がほとんど参考になりませんし、自分なりにベストだと思ってエッセイを書くわけですからそれを自分でチェックという作業はなかなか難しいです。そこで、忙しいところ申し訳ないと思いながら、3、4週間くらい毎週エッセイを3,4本ずつ書いてカーメリアにチェックしてもらいました。そうしたら、イントロが回りくどすぎたり、単語や表現を繰り返しすぎたりという癖と、そもそも内容が稚拙であるという点を指摘してもらうことができて、残りの短い時間でそこにフォーカスして修正できる部分だけ修正しました。幸い英文法のミスとか語彙のミスとかはほとんどなかったのでそこは安心しました。

ちなみに、僕が本番で書いた内容は、東京オリンピックは日本にとって有益か?みたいなお題だったので、

イントロ:有益である。確かにコストは問題と指摘する人はいるだろうがそれを上回る利点がある。

ボディ:経済特に観光産業を活性化する→具体例。日本独自の文化を世界に発信する貴重な機会を持てる→具体例。国民の一体感を高める。→具体例。

コンクルージョン:だから有益である。

みたいな内容を書きました。

語彙がうまいこと思い浮かばなかったので、繰り返し同じ表現を使ってしまったなと自分でも思っていましたので、語彙の部分だけ6点で、残り7点(8点中)なのは納得ではあります。満点にするには、具体例の中に、譲歩表現(althoughやbut)もしくは、追加表現(in additionなど)を入れてもう少し膨らませることが出来たら良かったんだろうなと思います。

でも、世間で言われているような難しい表現は必要ありません。難しい表現を入れずシンプルで伝わりやすい表現で十分合格点はとれると思います。いわゆる日本で習う中学生レベルプラスαくらい。それを高校生レベルというのかもしれませんね。まあ、小学生でも受かる人は受かるわけなので、そんなもんです。社会的知識がありさえすれば。英作文はお題をこちらが選べるわけではないので、お題によっては小学生は無理かもしれませんね。。というか誰でも苦手な分野が出たら厳しいですね。(今回のお題は誰にとってもやりやすいものでした。)

 

う~ん。。。スピーキングの事を書こうと思ったら長くなりすぎたので、次に書きます。。早く書き終えたい。。。

 

ちなみに、ライティングの勉強は3,4週間くらいしたわけですが、少しでもして良かったと思います。なぜなら、僕の現実的な目標としては、東大とか京大とかを受ける人の英作文をまがりなりにも自信を持って添削してあげられるようになることだからですね。日本の英語の先生の90%くらいはそれができないと思いますから、それがもしできるようになったら生徒の助けになるなと思うわけですね。