英検受験記②RL

松谷です。

さて、全体概要を英検受験記①で述べたので、個別のやったことや攻略法?などについて僕の目線から書きたいと思います。(あくまで僕の目線です。カーメリアからの目線だと違った見え方をすると思います。)

ちなみに、書き始めつつも、需要がなさそうな記事だなと思います。。。ただ、英検準1級とかも結構似ていますし、将来英検1級を高2までで受ける人もいると思いますので、どこかに生きる可能性もありますので、書き残しておきます。

リーディング

語彙問題25点分について。

語彙問題は英検の中で、ほかの問題とのバランスで見ても難しいと言われていますし、多分そうなんだと思います。

ただ、暗記法を確立している人にとっては、楽だと思います。覚えるだけですから。じゃー何を覚えるのかっていうと、それは「パス単」っていう単語帳です。もうそれだけです。受かりたいなら覚えてください。覚えられないのは甘えです。…って言い切りたいのですが、まぁそれでは可哀想なので、「アプリ」を使うとよいでしょう。(600円くらい?)あとは、僕の覚え方の例も覚え方の例に書きましたので、もしよければ参考に。

読解の16点分について。

読解は、高校英語の精読を京大英語が読めるくらいまで高めている人にとっては、語彙さえ覚えてしまえばなんとかなると思います。逆に大学受験程度の基礎がない人には厳しいんだと思います。精読レベルとしては大学受験用の参考書の英文読解の透視図とかポレポレとかを理解できていればよいです。倒置とか省略などに強いといいですね。

英検1級の問題の選択肢はぱっと見かなり際どい感じ(どれも正解に見える)に仕立ててあるので、きっちり文章を精読して答えるというようにすれば正解率が上がってくるかと思います。まぁでも少しでも楽をするために、僕は、問題文を1,2問だけ少し先に見て(選択肢はみない)、問われている主語や固有名詞を意識しながらメリハリをつけて精読していました。問題に関係なさそうなところは手を抜きながら読む感じです。

精読力と語彙力があれば、まぁ大丈夫なのですが、一応形式慣れはしておいた方が安全ですので、基本的に「過去問」を使って訓練しておくとよいと思います。英検のサイトからダウンロードするか書籍を買うかどちらかでですね。解説が必要な人は書籍で買う方がよいと思います。さらに、やりたい人は「7日間でできる予想問題」とかを買うのもよいかなと。もっとやりたければ、「英検1級長文180?」みたいなのがありますが、かなり大変だと思いますし、語彙の暗記に苦労する人の方が多いので、それをやるくらいなら、「文で覚える英単語熟語」を使って、長文と語彙を同時に増強した方がいいと思います。ちなみに、僕は、過去問を、ダウンロードして2年分、予想問題を1年分やりました。その結果、時間配分を決めることもできたので、僕の英語力のバランスから考えると、これ以上、力を入れるところではないと判断しました。

ちなみに、僕の、想定時間配分は、語彙11分、読解穴埋め7分×2、読解内容一致13分×2プラス18分、ライティング30分、1分見直しorリスニングのpart2選択肢先読み、というものでした。

また、本当は、おすすめしたくないですが、ただただ受かりたい人は、ライティングに時間をかけて、読解の最後の方の問題は捨てた方がトータルスコアは良くなります。ライティングはエッセイ1問200~240wを書くだけで語彙読解41問分と同じ配点なので。すごくバカみたいですが。しかも採点官の力量が安定しないので、なおさらそう思います。

リスニング

27点分あります。う~ん、どうなんでしょうね。高校生のときだと難しいと思ったと思います。ただ、一応TOEICのリスニングで満点レベルの人にとっては、あとは、問題形式への慣れができれば大丈夫かなと思います。実際には、東大の入試のリスニングとあんまりレベルは変わらないと思います。

1回だけの放送であることと、問題文が印刷されていないので設問の先読みがあまりできないということと、問題間隔が狭いということと、少しだけリスニングに登場する語彙レベルが高いという要素の分だけ点は取りにくくなってますが。

英検やTOEICの音声はすごくクリアですし、教科書的な音声なので、実際問題は、音声自体の聞き取りはあまり問題にならないかもしれないですが、リズムに関しては慣れてない人にとっては難しいです。少なくとも初期の僕には難しかったです。

基本的には、シャドーイング、オーバーラッピング、速音読を組み合わせれば音声のリズムを捉えられるようになります。

音声のリズムを捉えられたら、あとは、そのスピードで意味が捉えられるかですが、それは読解スピードと関連します。結局、普通の学び方をしてきた日本人にとっては残念ながら、読んでも分からないものは聞いてもわかりません。また、書けないものは話せないんですね。

もちろん、本当の自然な言語の学び方は、

聞く→話す→読む→書く

だと思いますし、聞けるけど読めないというものが、赤ちゃんの日本語の習得を考えても普通にあることは分かっています。しかし、それは日本では、少し環境的に難しいなっていうのが僕の感想です。不可能とは言いませんが。

リスニングの題材としても、やはり「過去問」が最適と思います。それで、足りなければ「予想問題」に手を出してください。それでも、足りなければ「英検1級リスニング150題?」みたいなのがあったので、それを、やることになると思います。

ただ、リスニングの場合、復習が結構大事だと思いますし、時間がかかると思います。過去問3年分くらいを完璧にシャドーイングして意味がとらえられるまでやればかなり実力はアップすると思いますし、おそらく数週間くらいかかるのではないかと思います。

僕は、リスニングも過去問2年分と予想問題1年分やって、力を入れるのをやめました。ここが力の入れどころではないと思ったということですね。

 

リーディングとリスニングを総括。

語彙問題だけ個別の対策がほぼ間違いなく必要ですが、それ以外は割と普通で、やや精読寄りの出題ですので、大学受験をしっかりやっていた人が有利になる感じですね。これが学校英語の延長といわれる所以ですね。

リスニングに関しては、大学受験のリスニングともTOEICのリスニングとも相性がそんなに悪くないと思います。TOEICの方が場合によっては、スピードは速いかもしれません。リーディングはTOEICとはちょっと種類が違いますが、TOEICで磨いた読解スピードは生きるでしょうし、語彙さえ覚えてしまえば、なんとかなるのが実態だと思います。

ここまで書いたので、ライティングとスピーキングについても次の記事で書いておきたいと思います。自己満足感が漂っていますが。。