小話

娘は京大の卒業論文を英語で書きました。

英文学専攻だったのでそうしたのですが、英語で書くのは大変なので日本語で書いてもいいとされており、実際、一緒に勉強していた仲間はみんな日本語で書いたそうです。

しかし、一体何について書いたのかは私には伏せられていました。

ネタにされるのを警戒していたのだと思います。

ところが昨日、何かの拍子に家内が言ってしまいました。

「ohinaruisan」

ですって。

 

えっ、

 

お稲荷さん?!

 

ではなく、ディケンズの「大いなる遺産」だそうですが、私には「お稲荷さん」に聞こえました。

 

で、結局、ネタになってしまったわけです。

 

それはそうとして、娘曰く、「英語は想定していた到達点を越えたので、もういい」そうです。

むしろ、数学の方が面白いそうです。

 

いや~ぁ、

 

人は言うことが変わるんですねぇ!

おそらく、感じていることはそんなに変わっていないと思いますが、少なくとも言っていることは当時と真逆です。

 

ん?

 

大学生のとき、稲荷塾でチューターをしていたときは何と言っていたかですか?

 

「数学はもういい」

 

です。