芸能人の東大受験について
松谷です。
昔から芸能人やテレビ番組からの東大受験はよくありましたね。
学校へ行こうという番組でケイコ先生やだぜ先生やマサーシー先生に教わってた人たち。
山田雅人?の10年くらい連続の受験。
ラサール石井?の受験。
豪腕コーチングとかいう番組での受験?
アイドルの受験。などなど。
そして、今回、オードリーの春日が東大を受験するみたいです。
まぁ、志を持ってするならばなんでもいいと思うんです。
ただ、冷やかしはあんまりよくないなぁとも思います。枠の問題もありますからね。
僕自身も編集者時代に、もう一回やったらどれくらいとれるんやろう、受験の臨場感もわかるし、入試分析もどこよりも早くできるし、楽しそうと思いまして、一瞬、再度受けようと思ったことがあったのですが、まぁ受験生に失礼かなと思ってやめました。
話が逸れました。
で、その芸能人たちの受験結果なのですが、だいたいすべて箸にも棒にもかからないという結果になっているように思います。
第一段階選抜のセンター試験すら突破できないみたいな。(はっきりいって本気で東大目指す人が第一段階選抜で落ちることは95パーセントありえないです。どんだけミスったとしても。)
理由のひとつは、ほんとに本気になっていないというのがあるのかもしれません。やっぱり高3であれだけ本気で勉強すると言うのがなかなかない経験であり、人によってはもう一生あれ以上本気で勉強できない人もいるんじゃないかということです。つまり、そこまでエネルギーを高められないということです。特に対象が、創造性がやや少ないように見える大学受験勉強だとそうなのかもしれません。
(もちろん、大人が生命をかけてやるような本当の勉強はそんなもんじゃないレベルだとも思います。生活がかかった勉強、たとえば、旧司法試験とか公認会計士の試験とか本気で駐在を勝ち取るためにする必要な英語試験の勉強、絶対結果を出さなければいけない研究のための勉強などはもっと常軌を逸しているかもしれません。1日15時間集中し続けて勉強するとかはざらな気がします。)
そして、もう一つの理由としては、ほんとに3000時間から4000時間くらい勉強してるのか怪しいということがある気がします。現状の大学受験に関しては、だいたい3000時間から4000時間くらい勉強したときに能力のマックス値が訪れると言われています。それ以上やったとしても忘却との戦いがかなり起こることになり、伸び続けるわけではないのが一般的です。つまり覚えたことを維持し続けられないし増やすこともできなくなるということです。もちろん、もっと伸び続ける人や、そもそもそんなに勉強時間が必要ない人もいるとは思いますが、恐らく普通の勉強能力である芸能人たちが、すげーうまくやったとしても、1000時間とかでなんとかなるもんではないのかなと思います。特に勉強なんてまったく遠ざかってる人はゼロからの状態ですし。
まぁ、大人になってから学び直すというのは、すごく意味があることですし、すごく応援したいと思います。
ただ、やるなら真剣にやって欲しいなと思うわけですね。
まぁ、 バラエティの一企画に吠えてる時点で、こっちがバカなんでしょうけど、、。
そして、ネタ切れ感がでてますね笑
こうやってネタにしてもらえれば、あっちは勝ちであり、こっちはネタ切れが補えるということで、ある意味win-winでしたね。はは。