生徒への優しさはただのエゴか?
松谷です。
生徒への優しさは、優しいふりをして、結局はただのエゴなのかもしれないとも思ってきています。
努力や態度や何かが足りない生徒を、優しく教えて、支えてあげることは、もしかしたらその場はいいかもしれません。人間関係も壊れないですし、好印象すらをも与えるかもしれません。しかし、トータルで考えると、気付きなどを遅らせてしまっているだけかもしれません。
ただ、もちろん頑張ったうえで、それでもうまくいってないケースもあると思います。その場合に、不出来を怒るのは、意味がないとも思います。
ただ、最低限のことをできるのに、していない場合には、怒って諭すべきなのでしょう。
塾は技術や仕組みを売り、人間関係を結び、成績を上げるということをうたっています。
しかし、生ぬるい人間関係だけ提供するとしたら、それはまったく意味のない場所になってしまいます。
しかし、怒ったからといって急な変化が起こるのかはわかりません。
時には、待つことも必要かもしれません。
僕自身まったく怒っていないわけではないのですが、いまひとつ伝わってないかもしれません。
ひとつ言えるのは、一番よくないのは、あきらめと無関心だということです。
そうなる前に、もう一歩踏み込まねばと、感じるところです。
バランスが大事ですね。
なんも言わないけど、生徒がガンガンやってきて、こっちも負けじと最高のものを提供する、そんな関係が自然に作れたら幸せですがね。まだまだ道は遠いようです。
しかし、ちょこちょこといい兆しはあるので、それも大切にしようと思います。