英語の勉強の全体像④W、S

松谷です。

英語の勉強の全体像について、長々と(ほんとに長々と!)述べてきましたがついに最終回です。

今回は、スピーキングとライティングについて、さらっと述べたいと思います。

ただし、僕は大学受験とか資格試験とかそういったものである程度点を取る方法とかはわかったとしても、はっきり言って英語の発信という部分に関して、完全なる確信を持っているわけではありませんので、Carmeliaが来てから意見をきちっと聞きたいと思っていますし、教えを請いたいと思っています。その前提での意見だということを、お許しください。ただ、ひと一倍いろんな英語勉強法関連の本を読んでますので、ある程度の信憑性はあると思います。

 

まず、スピーキングとライティングは両者はすごく関係していると思います。個人的には、ライティングのなかで、ロジカルライティングとまではいかない普通のライティングを条件反射でぽんと口から出せる状態になってるのがスピーキングなのかなと考えています。

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まず、

ライティングについては、正しい英文がかけるということが、すごく大事だと思います。

正しさとは、文法的正しさ、単語などの語法的正しさ、あとは、文の構造上の正しさです。

文法的正しさは、もちろん文法を正確に理解することが第一ですが、やはり、読むと書くとではえらい違いなわけです。読むときには、さらっと読んでてもいざ同じことを書くとなると、なかなか苦労します。ある程度書いて添削を受けたり、答案と見比べたりしながら上達していきます。よくある間違いなどを知識として持っておくのもよいでしょう。

語法的正しさは、コロケーションと言われるやつなどです。正直なかなか難しいです。たとえば、君の夢を理解できるよはunderstand your dreamではよろしくないのです。なぜなら、understandが目的語にとるのは、基本的にyouなどの人とか、疑問詞節なのです。日本語に引きずられているとなかなか難しいですよね。また、いかにも文法的に正しそうな英文でも、それは言わない。とネイティブの人に言われてしまうと閉口せざるを得ません。。

 

ということで、英作文で、文法的正しさと、語法的正しさをある程度保つためには、単語を目的語や前置詞などとともにフレーズで覚えたり(discuss the problem、accept your offer)、例文を暗記したりすることが有効とされています。(It would be dangerous to drink two bottles of whisky and drive a car.)みたいな感じですね。

あと、文構造的正しさについては、ひとまず、英語の基本的な組み立てを知るということです。

最初に主張を述べる、次の段落では、具体例とか理由を述べる、余裕があるなら、いったん逆側の想定される意見も述べたうえで、反証を述べる。結論として、最初の主張を少し言葉を、変えてだめ押しする。

などですね。

ここまで、できたら、とりあえず、大学とか、資格試験は突破出来るでしょう。さらなる向上は、海外大学に進学してからとか、英文科にいってからとか、論文書きながらとかやってもらえればいいのかなと思います!(逃げました笑)

 

 

さて、スピーキングについては、僕のレベルはさらに下がります。

 

一応、僕が確信を持っているのは、

聞きとれないような英文はそのスピードではしゃべれない。そして、たとえば、「放課後彼はギターをひくよ。」と言いたくて、「He is going to play the guitar after school.」がポンと出てくるためには、この英文をあるスピード以上でつまらず音読できないといけない。だから、リスニングの時の練習法としてのオーバーラッピングやシャドーイングは意味はある。しかし、上のような英文を頭に浮かべながら英文を読むのと、「放課後彼はギターをひくよ。」という情景を、思い浮かべながら、その英文を口から出すのには、だいぶ差異がある。話す文法レベルとしては、まず中学レベルで十分である。

といったところです。

そして、その差異を克服していく方法のひとつとしては、いちばん最初に述べたように、瞬時に作文が口に出てくるようになればスピーキングにかなりきくのではないか、それはひとり言などで練習してもある程度上達するのではないかという推測は持っていますが、実践があまりにも不足しているのが実情です。なぜなら、僕は英語で、しゃべる機会があまりにもなく、それを作り出そうとする気迫を持つにも至らなかったからですね。

ということで、スピーキングについては、僕の経験談を述べるのに留めたいと思います。

 

私は、28くらいのときに、海外旅行で、初めてアメリカに行くことになりました。当時、テキスト中心の勉強を丸1年は行い、一応ある程度のリスニング力とリーディング力を、手に入れていた私ですが(たぶんtoeicで950くらいはとれてたと思います。)、スピーキングはからっきしだということは認識していました。何せ人生で外国人と英語で話したのなんて合計しても30分?にも満たなかったからです。しかし、初めてまとまった話をする機会を得られるということがわかり、僕の胸は期待と不安でどきどきしていました。そこで、仕事でばたばたしていたものの、旅行にいく2日前くらいから英語のスピーキング学習を、開始しました。英会話学校に行く暇もなかったので、ぼくは、テキストの勉強を選びました。僕の推測に基づき、どんどん話せる瞬間英作文?みたいなタイトルの本をアメリカに行くまでがんばってやりました。僕は凝り性なので、やってみようと思ったときにはやりすぎるきらいがあって、たしか、当時のニューヨーク行きの飛行機の10時間くらいのうち、2時間くらいを除いてずっと、口をパクパクさせながら、寝ずに、瞬間英作文の練習をしていました。。そして、あっちについたら爆睡。。あほですね。。笑

まぁ、それはあほだったんですが、ついてみて、実際に外国人(現地人?)としゃべったりしてみたところ、もちろん最初は微妙な行き違いはあったものの、ノンネイティブ相手の手加減をしてくれることもありある程度聞こえて、ゆっくりでもまぁしゃべれていました。

3日目くらいにはだいぶ慣れて、テニスのusオープンの会場で、雨で順延になった関係で使えなくなったチケットの払い戻しを交渉したり、交渉の結果、残念ながら払い戻せなかったチケットを会場の見知らぬ老夫婦を捕まえて売りつけたりといったことまでできてました。ホテルのフロントの人にもサービスについて文句いったりもしてましたね。

てか文句とか交渉ばっかりですね笑

ということで、まぁ、たいしたレベルではないですが、手加減してくれたら、ある程度リスニングできて、ゆっくりしゃべっても待ってくれる状況であれば、コミュニケーションはできるなと思ったなというのが、実感値でした。特にあっちの、7日間の滞在で困ったことはなかったと思います。

 

まぁ、ただ、結局単発でして、やはり何かを外国人の人に伝えたいなとか、コミュニケーションしたいなっていう感情や、切迫した状況のいずれかがない限り、上達したいというモチベーションは湧かないなと感じました。実際僕はそれ以来スピーキングの練習はつい最近までできていませんでした。。(外国人より、日本人の方がいい人で好きだなって思っちゃったんですね、当時笑)

 

でも、稲荷塾には、Carmeliaがいます。目の前に素敵な魅力的な人がいて、伝えたいな、聞き取れるようになりたいなと思ったら、それがものすごい原動力になるのではと思います。僕自身ももう一度上達したいという思いが、ちょっと顔を出してますので、皆さんと共に上達したいなと思います。

 

ちなみに、Carmeliaにレッスンを受けた学生のリスニング力は、1年や2年でほんとにものすごい伸びているようです。僕の見立てでは、稲荷先生もtoeicのリスニングでは余裕で満点レベルなのですが、そのレベルを1年とか2年で、凌駕しているようです。中高生がですよ!!