反転授業の効能

娘の部屋は3階にあり、無線でネットがつながるようになっていますが、スカイプをするにはちょっと接続が悪いようで、そのときは1階の私のコンピューターを使います。

そして彼女が使用中は当然、立ち入り禁止になります。

息子もコンピューターを持っていますが、手入れが悪かったようであまりに動きがのろく、使い物になりません。結局英語の勉強をするときは私のコンピューターを使います。

ただでさえネタ不足に苦しむ当ブログなのに、書ける時間まで制約されると本当に書き続けることに苦しみを感じます。

の、ときがあります。それが今日です。

仕方がないので、先にトレーニングに行って来ました。

帰って来てからダッシュするつもりでした。

しかし、トレーニングをすると眠くなるんですねぇ。これを忘れていました。

う~ん、今日は何を書いたらいいんだろう?

 

そうそう、今年は反転授業を始めて、その効能についてはたくさん書いてきたように思います。

2倍の進度で進めるんだとか、速く進んでいるのに定着率は上がるんだとかいった感じです。

でも、もう一つ重要な点があります。

それは、成績が悪い子についてです。苦戦している子は2回やればいいのです。

それでも通常のスピードと同じです。

たとえば中2から数ⅠAに入ったとして、前期で苦戦して後期は数ⅡBに進まずに数ⅠAをもう一度したとしましょう。

一度やっているので、今度はこちらが願うレベルでの予習ができた状態で授業に臨むことができるようになり、2回目にするときはかなり分かるようになっているはずです。

そして中3では同じように数ⅡBを2回やり、高1で数Ⅲを2回やったとすると、高2、高3の2年間を演習に充てることができます。しかも、しっかり準備ができた状態で演習に入ることができるのです。

 

もともとは、この反転授業は高校受験をして高校生になってから高校数学を始める子のための特効薬になると考えていました。

数学について言えば、中高一貫校より1年遅れ、灘から見れば2年も遅れるので、高校生になってから高校数学を始めるのは圧倒的に損です。

だから洛星も高校受験をやめました。高校から入ってきた子の実績が思わしくないのです。

洛南はやめていませんが実績の多くは中学から入った子が上げています。

私も難しいと感じていました。あれこれをかなりうまくやり繰りしないとなかなか思うようには行きません。

ところが反転授業で2倍の進度が得られるとなると、急に話が変わって来ます。

高1で数ⅠAと数ⅡBを済ませ、高2の8月いっぱいで数Ⅲまで終われば、その後1年半演習できるので、ほとんど不利感はありません。

 

ということで、高校生になってから高校数学を始める子にぴったりの方法だと思ったのですが、中2から始めた苦戦グループにも効果を発揮しそうだということになってきたのです。

 

逆に、中2から数ⅠAに入った優秀な子の方に悩ましいことが起こります。

つまり、中2で数ⅠAと数ⅡB、中3の8月いっぱいで数Ⅲを終わってしまったら、後はどうするのでしょう?

中3の後期と高1は演習1に入り、高2で演習2をこなしたとすれば、それはペラペラガイの世界です。

久し振りに林君(ペラペラガイ)の話題が出ましたねぇ!

彼のときは彼1人だったので、土曜日に1対1で演習3をしました。

まあ、楽しかったですねぇ。どこを受けても勝手に受かる成績だったので、純粋に数学を楽しみました。それは受験勉強とはまるで違う、何か別物でした。

将来的にはこの演習3をシステム化しないといけないのでしょうか?

上に悩ましいことが起こると書きましたが、彼らに起こるわけではありません。

起こるのは私の方です。

でも、まあそういう悩みなら、いくら悩んでもいいような気がしますが …。