反転授業での闘い

今週の数ⅠAで対偶証明法と背理法について学びました。

不等式の証明のときもそうでしたが「証明」となると、人に伝わり、人が納得できる日本語を書く必要があります。そしてそれを苦手としている諸君が多いのです。

形式も重要です。

A=B の証明であれば、A=B から書き始めるのは基本的にダメです。まだ証明されていない等式を変形して何らかの結論を得たとしても、それは証明にはならないのです。

正しい書き出しは2つしかありません。A-B= で始めて、これが 0 になることを示すか、A= で始めて、これが B になることを示すかのいずれかです。

使う言葉も重要です。論理用語を正確に使う必要があります …

 

正直言って、読むに堪えない文を書いている諸君が多いです。

「君が書いた通りの説明を誰かからされたとして、君は本当に納得するのか?!」

と叫びたくなります。

「さいだいこうやくすう」のように漢字を使わないやつがいて、発狂しそうになることもあります。

当然、「バカタレ!」と雷を落とすことになるのです。

 

反転授業以外の一般の授業ではここまで強烈に生徒の実態に直面することはありません。講師が説明している場面が多いですから。

しかし稲荷塾の反転授業では小テストがあり、それを授業中に採点して、その後「直し」に入るのです。必然的に「この書き方はダメだ」「ここが間違っている」などという指摘をリアルタイムで行うことになり、やいのやいのと闘うことになります。

 

まあ、成長してほしいです。