勉強にフライングはない(後編)

松谷です。

さて、前編の記事で、英語と数学は早めにやった方がよいというのはなんとなく掴んでもらえたかと思います。

 

しかし、ここで、ネックになるのが、早めにやり始めたものの、続けられるのかという問題です。

 

ここで、ある人が続けられる状態になるのには、いくつかのパターンがあるのではと思いますので、四つほど挙げてみます。

 

一つは、猛烈な目的意識、自律意識をもっている場合。

二つめは、授業や塾にくることそのものが楽しいという場合。

三つめは、途中で成果が見えて、モチベーションに火がつきやすい場合。

四つめは、その集団のビジョンが明確で共感を得られている場合。

 

要は、この四つのうちのいくつかを、満たさないで、形だけ早めにスタートを切っても、それは、ほんとに形だけであって、絵に描いた餅であり、うまくいきません。

そして、一つめの目的意識、自律意識については、結構、生徒個人個人にも依存していて、ある生徒がいつその状態になるかは、なかなかわかりません。

なので、一つめの要素を促すこともやるとしても、それ以外の3つの要素が、塾がきっちり満たすべき要素かなと思います。

 

そして、僕が、稲荷塾を、一応外部から来た人間として、また元塾生として、客観と主観を交えて見たときに、これほど3つの要素を満たしているところはなかなかないんじゃないかなと思います。

 

二つ目の、授業や塾にくることの楽しさについては、

僕自身は、稲荷塾にくるのが嫌だと思ったことが一度もなかったです。もちろん、楽しさというのは、主観的なものではあります。しかし、稲荷塾は、嫌々数学を作業として詰め込んでできるようにするというより、数学の一番基本の定理・原理や証明などをきっちり説明したうえで、それを用いて解いていく楽しさ、頭のひねり方、問題を解くときの意外な発見を伝えるようにしているかと思います。それは、かなり知的好奇心をくすぐるものではないでしょうか。さらに、稲荷先生のギャグは、授業のスパイスとしてすごく効いているのではないかと思います!もちろん、面白いかサムイかでいうと際どい場合もありますが笑 僕もがんばります笑

 

三つめの成果が見えることについては、

ある程度、稲荷塾のペースについていくことができ、予習と復習をやっていき、授業を真剣に聞けていたならば、間違いなく結果がでると思います。特に、結果が出にくいと思われる模試で結果が出て驚くと思います。そうなれば、あとは加速度的にモチベーションが上がります。また、たまに下がったとしても、一度出た結果は、もう一度復活してがんばろうと思いかえす原動力になりえると思います。

実際、高1くらいから稲荷塾に通いだした僕自身も、高2のときくらいに受けた、東大京大をイメージしたハイレベル模試か何かで、今までではありえないような好成績を得られたことに衝撃を受け、モチベーションがすごく高まりました。そして、何より、志望校を最終的に決めていくときにそれは大きな材料になったと思います。まだ、その時期の模試って本番を占う完璧な判断材料にはなりえないんですが、人間っていい意味で勘違いすると強いんです。(ちょっと何の模試か覚えていないですが、凡庸な成績しかとっていなかった自分がいきなり成績冊子の1列目とか2列目とかに掲載された気がします。)

 

四つ目のヴィジョンについては、稲荷塾は明確だと思います。

バランスのとれた人間になって、世界的で歴史的な貢献をできるような人物になってほしいと思っています。そのためには、高校生までに、勉強以外の時間も十分とる必要があると考えており、そうするために、効率的に学べるように授業を工夫し、教材は凝縮されています。さらに、現在の学校教育のカリキュラムにおける算数・数学のバランスの悪さを鋭く感じたうえで、トータルで最も効率的だと思ったものを、小・中・高・学年にかかわらず、大胆に提供しています。それが、もっともよいと信じております。

実際、このようにやや個性的ともいえる形をとっておりますので、ヴィジョンに共感できるかどうかは、ご家庭や生徒さんによって分かれるかもしれません。ただ、説明会などを経てピンときたところがあったとしたら間違いなくあっているのだと思います。

 

 

希望に満ちた生徒さんをぜひお預かりして、夢の実現をサポートしたいなと思います。

 

2月26日、そして3月以降の説明会へいらっしゃる保護者さま生徒さんと、真剣に対峙するのを楽しみにしております。