A会話は受験に対応できるか?

A会話(稲荷塾英語クラス)は受験英語に対応できるのかとよく聞かれます。

う~ん、

正直言って、そんなことは全く考えていませんでした。

コミュンケーションツールとして英語が使えないことによって日本がどれだけ損をしているか、これを何とかしなければならないという強い使命感で突っ走って来ました。

もちろん個人的にも英語ができるようになればいいなぁ、という願望はありました。

ということで、受験に対応できるかと問われて、うっ、と言葉が詰まってしまったのです。想定外の質問だったわけです。

確かに中高生にとって、まず当面の課題として大学受験を勝ち抜かなければなりません。

それで当初は、「そりゃあ、聞けて話せれば、英語が感覚的に捉えられるので、読み書きにだって有利になると思いますよ」などと適当な返答をしていたのです。

でも今は、確信をもって「A会話のような学びが中高生にとっても絶対に必要だ」と言うことができます。

つまりA会話は受験にも対応しているということです。

この理由を2つ書きます。

まず1つ目です。

受験自体が「読み書き能力を問う」という形式から「運用能力を問う」という形式に変わろうとしているということです。

2020年からセンター試験は廃止されます。つまりセンター試験を受けるのは新高3と新高2のみです。

これは入試制度を変えようとする試みの一環で、ある意味、大学入試が小学校から高校までの教育を規定しているので、そこを変えることにより、さまざまな問題を解決しようとしているのです。

その中で、英語教育を変えようとしているのは明らかですねぇ。

要するに、A会話が目指していることと、受験で問われることがぴったりと重なることになるのです。これが1点目の理由です。

もう1点は松谷君が来たことです。

彼は前職で高校生向けの英語教材を作る仕事をしてきており、受験英語を知り尽くしています。

ひとつ例をあげると、センター明けから約1ヵ月、私の息子の英語特訓をしてもらいました。

まあ、少しでもプラスになればいいや、という軽い気持ちで頼んだのです。何と言っても、息子の場合、徹底的な英語嫌いで、とことんそれが足を引っ張っていたのです。この状況がそう簡単に改善できるはずがないと思っていたわけです。

はたして、

改善されました。

まず、模試の答案を見せてほしいというところから始まったのですが、「こうで、こうだから点数が低く、こうすればいい」という松谷君の分析に驚かされました。それはまさにプロの仕事だったのです。息子もその通りだと納得したようでした。

そうして特訓が始まったのですが、息子曰く、この1ヵ月で2年分以上の勉強をしたと。

結果が出るかどうかは今後の問題ですが、彼の英語への取り組みが変わったことだけははっきりしています。

このメソッドをA会話に取り入れようと思います。

以上2点の理由を書きました。

A会話は単なる「英会話」ではないのです。

一応ギャグで付けた名前で、「A会話は、なかなかえぇかいわ」なんちゃって …。