小学生部を教えてみて

松谷です。

小学生部には、最近かなり授業で入らせてもらってます。

火、木はだいたい入っていて、水は少し外から見ている感じです。

僕は、実際、小学生は一番成長する時期であり、ここで感じたことがきっかけで、大いにどうにでも変化するとも思っています。学力も人間性も考え方も。

実際、僕も小学生3年くらいのときの算数の先生の影響で、算数が得意になり、その他の科目や精神面にもすごく好影響があったのをよく覚えています。

そんな経緯もあって、そういう大切な時期の変化に携われる小学校の先生になりたいという思いを持っていたこともあるくらいです。

 

稲荷塾では、小学生部の塾生には、算数、数学を通して自信を持って欲しい、楽しんで欲しいなと思っています。

 

こちらも、楽しい雰囲気を作ってあげたいし、分かる喜びを与えてあげたいと思っています。

 

そんななか三つほど気づきや反省がありました。

楽しさや喜びを味わって欲しいですが、基本的に、楽しさを味わってもらうのは、算数数学の授業が中心にあってこそだと思います。

僕は、友達と塾にいるのはすごく楽しいことだと思いますし、知らなかった塾生と仲良くなって話したりするのもすばらしいことだと思います。でも、授業中においては、限度もあるとも思いますし、他の人の邪魔をしすぎることは論外だと思います。

ということで、そういうときは、少しずつ注意をしてきましたし、これからもそうしようと思っています。その中で、その子たちも社会性も持つようになって欲しいなと思います。

 

また、ある項目をある生徒に、その時間内に理解させてあげられなかったことが、一回ありました。

個別指導塾に勤務してたときの要領で、いろいろ噛み砕いて、わからなかったときには、手を変え品を変え簡単な具体例を出したりして理解してもらおうと工夫してみたつもりでした。

しかし、通じませんでした。そのこは、教えかたがコロコロ変わったように感じて余計理解できなかったようです。もっとシンプルに「こんな式になるんだよ!式のどこにあたるかな?」くらいにすればよかったです。意味をよく理解するというよりは、多少訓練的な感じでやったほうがいい場合もあるなと改めて感じました。足し算の意味なんてあんまり考えないわけですし。

少し過信もあった気がします。反省です。次にはきっとできるようにさせてあげたいなと思います。

 

小学生部で、中学内容の数学に入っている人に教えたとき、中2の内容を、やっているんですが、中1の内容が全然頭に入っていない子がいました。やはり、中学数学くらいになれば、概念的にも、小学生としては難しくなるので、あせらず少しずつ進めて欲しいなと思います。焦って自分の実力以上に形だけ先に行き過ぎてもいいことないなと思いました。

そして、やはり自主課題である宿題プリントをやらないと中学数学はなかなか定着が厳しくなってくる人も多い気がします。

小学生については、管理が苦手な子も多いと思うので、中学数学に入ってからの宿題の進捗などは、保護者さまも余裕があれば見てあげて欲しいなと思います。

 

引き続き精進したいとおもいます。