A会話の勧め
今日は Carmelia のビザ更新のために入国管理局京都出張所に行って来ました。
神宮丸太町で降りると、写真では伝わりにくいですが、あられが降っていました。
それはちょっとしたアクセントでよかったのですが、何でこういう手続きはこんなに面倒なんでしょうか?
さまざまな書類を準備しないといけないこと、記入するフォームの内容が分かりにくいこと、それにそれを受け付けてもらうための待ち時間が長いこと。
帰って来たら、ぐったりと疲れてしまいました。
ところで、Carmelia が初来日してから、ちょうどまる10年が過ぎました。
稲荷塾英会話クラスをA会話と呼んでいますが、その歴史が10年になったということです。
確かに、日常生活において日本で暮らすのであれば、英語が話せる必要はありません。
しかし、ビジネスや学問の分野ではますます英語ができることの必要性が高まり、その弱点が日本を不利にしていると感じたことから居ても立っても居られなくなり、A会話を構想しました。
「コミュニケーションのツールとしての英語を半年で身につけよう」というのが当初の目標です。
Carmelia が来日して間もないころ、「日本人はテストのために英語を勉強している」と言ったことがすごく印象的でした。要するに、文法的な知識等は豊富にあるのに、いざ話すとなると英語が口から出て来ないというわけです。
そうではなく、コミュニケーションのツールとして英語を学ぶべきだというわけです。
A会話の特徴は、双六やカードゲームなどをしながら感情の伴う場面で英語を使うこと、洋楽を聴いて穴あきのリリックスを埋めたりして英語の文化に触れることなどを重視しています。
その他、日記を書いて Carmelia にチェックしてもらったり、学習者用の英語の小説を週に1冊を目標に読むことが課題として与えられ、読む・書く・聞く・話すをバランスよく鍛えるようにしています。
メインの対象は中高生ですが、稲荷塾を卒業した大学生が通って来ていたり、お母さんのためのクラスや社会人のクラスもあります。
社会人は2人とも20数年前の卒業生で、仕事で英語を使う部署に移動になって、あわてて勉強し始めたという感じです。
いずれのクラスもすごく楽しそうにやっています。数学のクラスでは、大声で笑ったりするような雰囲気は作りにくいので、ちょうどいいのではないかと思います。