バンクシー

松谷です。

バンクシーの絵画についてのニュースがやってました。

バンクシー作品オークションで落札直後に裁断される

裁断シーンの動画

バンクシーを僕が知ったのはなんかの英文で読んででした。

Banksy the elusive

(バンクシー とらえがたいやつ。elude 逃げる の形容詞 elusive つかまえ難い、うまく逃げるにthe がついてますね。)みたいなタイトルの英文で、

世界的に活動する正体のはっきりわからない画家であるバンクシーを紹介する英文でした。

彼の絵のテーマは、反政府的だったり、何かの風刺だったりしますし、彼は落書きなどが禁止されているような場所(壁など)にも夜中に忍び込んで絵を描いてしまうと。

ただ、禁止されているにもかかわらず、描かれたその壁などの価値が世間的には高騰して、観光客などが集まって、逆にお金になるがために、国や役所が保存する、みたいなよく分からない構図になりがちだということでした。

彼の絵を買った著名人などもかなりいるにもかかわらず(金額は億など)、未だに正体不明ということも彼と彼の描く絵の価値をよりいっそう釣り上げているという感じです。

 

まあ、英文は時として普通の日本語の文章と違う角度の切り口や知識などを与えてくれるので普通にためになることや、興味をそそられることがあります。英語の勉強という意味ではなくて。

特に世界の出来事などについては、日本の報道は偏っている可能性が高いので、よりニュートラルな見方を手に入れることやより重要と思われるニュースを知ることもできるかもしれません。

別に日本のマスコミが、ある出来事に偏向報道をしているといいたいわけではなくて、どのニュースを報道するかという選択の時点であるバイアスがかからざるを得ないなと。たぶん多くの日本人が興味をもちそうかなってものをだいたい選んでいるんだと思いますが。

また、この英文で思い出深いのは、これが、僕が読解スピードの頭打ちに迷っていた時に手を出した問題集に載っていたからですね。

社会人になってふと思い立ってTOEICの勉強をしはじめて、ふと思い立って満点をとることに決めたときに立ち塞がったひとつの壁が読解スピードの壁でしたね。

それまで、TOEICはいつもギリギリ終わるかどうかという読解スピードだったのですが、それではちょっと運が悪かっただけでアウトだし、ややこしい箇所をじっくり吟味もできないし、なんとかせねばと思っていたのでした。

そこで、手を出したのが「読解特急2」と「読解特急3」という問題集だったのですね。問題集ではありますが、あんまり問題を解くことにやっきにならせるつくりではなく、読解スピードを測って上げていくことに集中して取り組めるようになっているものでした。

結局、TOEICでは、150w/minを目指すことが余裕を持つのには必要ということだったのですが、同じ素材でもよいので実際にストップウォッチで測りながらやると間違いなく2回目、3回目早くなるんですね。で、そうするとその目標のスピードがどういうものなのかがよくわかるんですね。体感として。そして、初めての素材でもそういう感覚で読めるようになれば良いんだという指針が得られます。また、まだなにか遅い、目標タイムにギリギリ届くか届かないくらいなんだとしたらどこに詰まっていて遅いのかということを分析してそこを1つずつつぶすようにしていましたね。慣れない英文構造を潰していき、それを自分にとって自然なものにして、より大きなカタマリで捉えられるようになるのを目指していく感じでしたね。

まあ、本来読解スピードは読んだ量に比例して上がって行くようです。だから、カーメリアのレッスンの課題を通して多読を中心にスピードを上げるのが自然だと思います。アメリカなどの研究データだと、学年が上がるごとに読解スピードの平均値が明らかに少しずつ上がっているようでしたから。

ただ、受験生などでそんなに多読で時間をかけきれない人もいるでしょうから、その場合はこのタイムアタックがやや人工的なスピードアップをもたらしてくれるかなとは思います。

まー、ぼくが、読解スピードに迷っている人に指導する時にも、この考え方は1つの処方箋にしています。

まあ、ただ、実際には、日本の入試問題もTOEICも、読むスピードだけでなく、問題を解くスピードという要素もありますからね。どっちが問題になっているかは結構人によりますんでね。個別に見てみないとわからないんですね。