不適切な入試問題もある

数学の入試問題を解くのは基本的に楽しい作業です。

しかし、たまに不快なときもあります。

今日解いた2022年の九州大学の3番、すごく苦戦し、無理矢理に捻出気味で答えを出しました。

そして、きっとさわやかな解法があるのだろうと期待して解答を見ました。

しかし、そこに書いてあったのは、何と、私のやり方と同じ方針でした。

そこでは、841を29の2乗であると見抜かねばならず、そんなことを受験生に要求するはずはないと思ったのですが、やはり、それ以外の方法はないようでした。

正直言って、稀に見る悪問です。

 

一応、東大・京大を志望する生徒のための演習問題を探しているのですが、東大・京大以外の大学の入試問題の中にもいい問題が含まれるので、もう少し広い範囲を探っています。場合によっては、誘導を除けば手ごろな問題になることもありますし、手を加えなくても適切なレベルの問題があったりするのです。

それで、たくさんの問題を解いています。

まあ、楽しみも兼ねて。

でも、今日解いた九州の問題は楽しめませんでした。

大体、苦戦するときは、解答を見て「そうするのか!」とささやかな感度があるはずなのですが、そうではなかったということです。

残念 …