はみ出し削り論法

今日は祝日ですが、塾の授業がありました。

祝日の多くは月曜日なので、その全部を休みにしていると、どうしても日数が足りなくなるからです。

でも実際は、今日休んで別の日に振り替える生徒が多かったです。

まあ、そうなりますよね …

 

演習3クラスの演習問題を作るために、入試問題を解いているということを以前に書きました。

ほとんどは完成しており、残るところは直前演習の4回分なので16問作ればよいという状況です。それを再来年の2月ぐらいまでに間に合わせればよいので、月に1問ぐらい選んでいけば間に合うペースです。

ですが、難し目の入試問題を解くのは楽しいのです。

ということで結局、毎日1問ないし2問解いて、次の日にそれをTEXで打つ、ということを繰り返しています。

今日は2022年の北大の3番を解きました。何と「はみ出し削り論法」の問題でした。8、9年前に京大でも出ましたが、その問題では、知っていれば見通しが明るくなるだけで、普通に解けば解けるような設定になっており、それが通常の出題パターンです。

ところが、この北大の問題は、普通にやろうとすると、うっと詰まるぐらいに面倒に見えます。その心理的ハードルを越えてやってみると、そんなには大変ではありませんでしたが、どう見ても「はみ出し削り論法」を使うように誘導しており、多分、それで丸がもらえるはずです。

稲荷塾でもその関連の問題を2問、演習問題に入れていますが、いずれも「こうすれば簡単ですよ」といったような参考程度の説明を加えているだけでした。

ちゃんと教えるべきか …