展開の公式少ないよ。
松谷です。
小学生部で中学数学の中3で学ぶ展開を教えているときに、
「展開の公式がいっぱいあってどれを使うか頭がいっぱいいっぱいになるわ~。」
みたいなことを言われました。
ちなみに、小学生で中3の内容を学ぶのはとてもよくあることです。
で、中学の展開の公式が多い!
という不平は正当なのかというと、実際は
とんでもなく少ないから不平を言うに値しないでしょ。
というのがこちらの感覚です。
↓この展開の基本は公式とは言えないような気もしますので、
(a+b)(c+d)=ac+ad+bc+bd
上のを除くと結局4つだけなんですね。(しかも真ん中の二つは同じといえば同じですしね。)
(x+a)(x+b) = x^2+(a+b)x+ab
(x+a)^2=x^2+2ax+a^2
(x-a)^2=x^2-2ax+a^2
(x+a)(x−a) = x^2 − a^2
こんなんとんでもなく少ないでしょと。
英単語を覚える個数の方がずっと多いやんと。4つ覚えるだけやでと。
そしたら、一番下の公式、
「和と差の積は2乗ー2乗」が覚えにくいみたいな文句を言っていたのですが、
「interesting」を覚えるのと一緒やんと。11文字やし。英単語の方は音声もつづりも覚えなあかんねんで。と言っていたら、
「公式の方は11文字じゃない。積はセキで2文字だ!乗はジヨウで3文字だ!」とかいっていたので、文句言っている暇があったら覚えたらええねん!
みたいな感じのやりとりをしているうちに結局覚えていましたね。
でもまあ何事も最初は難しく感じるのかもしれません。
僕だって中1か中2の最初の方に因数分解を習ったときに何やら難しく感じたかもしれないなと。でも今となっては難しいとは思わないですしね。
まあそんなもんですね。慣れれば簡単と。