英会話をやってみよう!
6月いっぱいで書き上げるつもりでいた小説ですが、思歩と興心にひどく批判され、全面的な見直しをしているところです。
そうしたら、Carmelia に聞かれました。
「このごろ、ずっとそれを書き続けているけど、そこには数学の話題しか出て来ないの?」
「A会話を始めたときの話も載っているよ」
「あぁ、あれはすごく面白い出来事だった!」
その後も、ひとしきりしゃべり続けました。
「日本に来て英語の先生をやってくれ、と言われたとき、すぐにオーケーと言ったけど、それは、イナリさんが冗談で言っていると思ったからで、内心はフィリピンを出るつもりは全くなかったのよ。そのときのことを覚えてる?」
「覚えてるよ、冗談だと受け止められていることも分かっていたよ」
「あれは初回のレッスンだったけど、どうしていきなりそんなことを言い出したの?」
「そのレッスンが終わった後、俺が言った変な英語と、それの修正版をテキストにして送ってくれただろ。とにかく天才だと思ったんだよ」
「そう、私は天才よ!」
その後、実際に出国するとなると稲荷塾が法人ではなかったので、個人が外国人を招聘するという扱いになり、その手続きがとんでもなく大変でした。Carmelia 自身も、そういった話を何人かの友人にしたことがあり、必ず盛り上がるんだと言っていました。
特にドイツ人の友だちで、日本で英会話の先生をしたいと考えている人に、Carmelia 自身がどのような経緯で先生になったのかを聞かれて、それを答えたときには「Your boss is crazy!」と言われたそうです。
気付けば時は過ぎ、彼女が初来日してから今年で10年目です。
A会話の対象も小中高の生徒がメインですが、大学生のクラス、主婦のクラスに加え、今年から社会人男性のクラスもできました。
Carmelia と話していて思うのですが、本気で取り組めば、多分1年もしないうちに普通の会話ができるようになると思います。
一念発起して、英会話をやってみませんか?!