数ⅢC単元テスト講評

昨日は数ⅢCクラスで微分の単元テストをしました。

上から下までかなり広くばらけました。

一つ危惧していたのは、微分の計算でつまずいている数人です。これができないと、次に積分に入ったときにぐちゃぐちゃになって行きます。f(x) の積分とは、微分したら f(x) になるものを求めるという作業なので、微分ができるということが大前提になるからです。

つまずいているパターンはかなり限られており、合成関数の微分を複数回用いるよう場合に正しく計算できないというものです。

正直言って、原理さえ飲み込めば、後は練習して慣れるだけなので、そんなに難しい話ではありません。

それで先週から、苦戦している何人かを捕まえて少しトレーニングしました。

その効果が多少出たようで、最悪の事態は回避したようです。

 

それから、このクラスは高1の生徒と高2の生徒で構成されていますが、高1の諸君は数ⅢCの成績が良くても悪くても高2の春からは演習1に入ることになります。

本来、次のクラスに進むためには基準点を越えないといけないのですが、高1の後半で数ⅢCをしている場合に限り、次は演習1で数ⅡBの演習をする方がいいです。数ⅢCで苦労する原因の一つとして、その使う道具としての三角関数、指数・対数関数の基礎がぐらついているということがあり、ここを固めると急にスムーズに流れ始めることが期待できるからです。

もう一つ、演習1クラスは1年を半分に分け、その前半にポイント講義を7回します。これはまさにポイント講義で、これを覚え切れば、標準的な入試問題が反射的に解けるようになり、ここを高2で押さえてしまいたいので、今、数ⅢCクラスにいる高1生は、次に演習1クラスに入るということです。

もちろん、数ⅢCで基準点をクリアして演習1に進むのが理想的ですが、苦戦している諸君もそうした方が後々伸びやすいです。

 

高2生たちは全員、高2の前半に演習1に参加していて、そのポイント講義を受けているので、理論的には数ⅢCをすんなりと飲み込むことになっています。

理論的には …

しかし、そうなっていない生徒もいて、そろそろ本気にならないともう間に合わないぞ、とねじを巻きました。