生徒募集 part4

中高一貫校の中1生は勉強への取り組み方で2つに分かれます。

1つは勉強へのモチベーションを大きく落とすグループ。

これは、当ブログでも「中高一貫校の課題」として何度か取り上げたテーマです。

簡単に言えば、遊びたいのを我慢して受験勉強をしてきた小学生が中学合格後、勉強する意義を見出せなくなるということです。

しかし一方で、たとえば算数から数学への変化の中で知的好奇心をくすぐられ、より本質的な学びを求め始めるグループもいるのです。特に中1生にとって、大学受験は遠過ぎて実感がわかないので、テストのためというより、面白いと感じて勉強することが大事になるのです。

この後者にとって、中学数学は高校数学への入り口のようなもので、早く準備を終えて本番の世界に入りたいと願うことでしょう。

そういう意欲的な生徒を募集します。

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稲荷塾では中学数学を中1の8月いっぱいまでで学び切り、9月から中2に至るまでの半年で高校数学に入るための準備演習をします。

まず、代数的な処理スピードを上げ、正確に使いこなせるようにすること、それから幾何の多少難しい問題で頭をひねるトレーニングをすること、この2つが高校数学に入るための準備として特に重要です。

高校数学に入ってからは、基本的には数ⅠA、数ⅡB、数ⅢCのそれぞれを1年ずつで学び、高1終了時に高校課程を修了し、2年間の演習をするのが公式ルートです。

しかし、中にはもっと早くに高校課程を仕上げる生徒もいるので、そういう生徒用の特別演習クラス:演習3を作ろうとしています。

作業は既に始めており、おそらく1年程度で作れるはずです。

演習2が京大・東大の数学で7割以上の得点を目標としているのに対し、演習3は満点を狙いに行くようなクラスにしようと思います。