コンピューターオタク

パラメーター表示されている曲線の式を入力すると、ずんずんずんとグラフが伸びて、グラフの全体像を示してくれるアプリがあるようです。

昨日、それをスマホに入れている生徒がいて、やってみました。

それは阪大の問題で、曲線の一部が問われているので、問われている部分のみの概形が分かればいいのですが、全体像はよく知っている内サイクロイドそっくりでした。

結果的には、その曲線をy軸対称移動し、パラメーターの変域をずらしたのものが内サイクロイドになっていることが分かりました。

大学の先生がどうやって入試問題を作っているのか、その一面を覗くことができたような気がしました。

 

ちなみにこの生徒、コンピューターオタクで、実力はかなり上です。

しかし、いろんなことが見え過ぎるので、早とちりして点数を落とすことも多く、必ずしも実力通りの点を取ることができていません。

そういう現実を見るときに、もう少しいい評価の方法はないものかと思います。

昨年も、それでかなりフラストレーションを溜めました。シュンカイは数学だけを見れば、どう見ても京大理学部のトップ合格レベルなのに、他がボロボロで受かるかどうかが分からない状況だったのです。

普通、数学ができるやつは理科もできるようになります。ですが、シュンカイの場合、数学にしか興味がないので、英語や国語ができないのは当然として、理科まで弱かったのです。

そうなると、さすがに数学だけでは他教科のマイナス分をカバーしきれるとは思われず、理科に時間をかけるようにと何度もプレッシャーをかけました。しかし、なかなか効果は上がらず、結局、冬休みぐらいから真剣に理科の勉強をしたようです。

まあ、落ちても仕方がないと思いつつ、こんな優秀なやつを京大が落としたとしたら京大の良識を疑う、などと思っていたのです。

今年のコンピューターオタク、何かシュンカイと通じるところがあり、心配しています。