合格体験記
今年の京大入試の結果は稲荷塾にとって厳しいものになりました。
余裕で大丈夫だと思っていた2人がダメで、五分五分の勝負だと思っていた3人もことごとく跳ね返されてしまいました。こんなに合格率が低かったのは初めてのことです。
ということで、数少ない体験記になります。
京都大学 経済学部 松嶋萌々子 堀川高校
私は小学5年生から稲荷塾に通い始めました。稲荷塾では学校の授業に関係なくどんどん学び進められて、楽しくて、数学がもっと好きになりました。
中学生になって高校数学を学び始めました。その頃の私には、とても難しかったけれど、時間がたくさんあったので、一つ一つしっかり理解して、基礎を固めることが出来ました。周りに自分より年上の人が多いことも私のモチベーションを上げました。高校受験のために、中学3年の後半は稲荷塾をお休みさせて頂き、高校1年生になって、演習1の授業を受け始めました。大学受験を少し意識し、授業の予習と復習を頑張りました。この頃に受験数学の基礎を固めたことは、そのあと本格的に受験勉強を始めるのに大いに役立ったと思います。また、高校数学を先取りしていた分、あまり得意でなかった英語や理科に時間を割くことが出来ました。高校3年で本格的に受験勉強を始めました。経済学部理系入試では、国数英の3科目で受験するため、とても大事な2次の数学で点をとるために演習1と演習2のテキストとプリントをひたすら復習しました。私は標準的な問題は解けても、京大の難易度の高い入試問題をなかなか解き切ることが出来なくて、入試直前期まで伸び悩みました。ですが、稲荷塾に問題一つ一つから学ぶことは非常に多く、言語化して、吸収しようと努めました。この成果が出たのか、2月の頭に河合塾で受けた京大のプレテストでは数学で満点をとることが出来ました。
入試当日、数学の手応えはあまりなく、いくつかミスもあったのですが、稲荷塾の問題で学んだことを生かせているという感覚があり、終始冷静でいられました。倍率が約5倍で、共通テストのリサーチがE判定だったこともあり、全然自信がなかったのですが、合格出来て本当に良かったです。私が京大を目指すことが出来たのも、京大に合格出来たのも、本当に稲荷塾のおかげです。最後まで、支えて下さり、応援してくださった皆さんありがとうございました。
松嶋さんは高3になってからいきなり文転すると言い始め、驚きました。しかも経済理系。
ここは理系数学、英語、理系国語で受験する特殊なところで、受験科目が少なくて受けやすいということもあり、毎年すごい倍率になります。
今年も共通テストによる第一段階選抜が実施され、6倍ぐらいの志願者のうちの何人かが足を切られ、二次試験の倍率は5倍ぐらいになりました。
ということで、合格後、経済理系であることが分かると、京大の学生の中ではちょっとした尊敬の眼差しで見られることになるのです。
その経済理系を目指すことになり、足切りにかかるのではないかということも含め、ひやひやものでしたが、何とか合格。
おめでとうございます!