稲荷塾小学生部について
Carmelia のマンション探しを継続しています。この前の不動産屋さんは結論を急がせ過ぎるということで Carmelia が嫌がりました。
それで今日はエイブルというところに行って来たのですが、「保証人の方は日本人ですか?」と聞かれてしまいました。
はぁ?!
どう見ても日本人でしょう!
そう言えば、Carmelia が来日して間もないころ河原町を案内している中で入ったそば屋さんでも「日本語分かりますか?」と聞かれたことがありました。しかも変な外国人がしゃべるようなイントネーションで!
中学生のとき、教科書に載っていたガンジーの写真に似ているということで、あだ名が「ガンジー」になりました。
そして、高校生になったある日、やはり同じ理由で別のやつが私のことをガンジーと呼び始めたのです。
ほんとに似てますか?
さて、今日は小学生部について書こうと思います。
今年、小学生部から稲荷塾に在籍していた生徒が3人京大に受かりました。
一見すごいようにも見えますが、私の評価はむしろマイナスです。
当時は小学生部にかなり力を入れており、1学年あたり15人ぐらいが在籍していました。
その中で3人は20%です。しかも、今年のその率は多分、過去最高です。
別の言い方をすれば、残りの80%以上は塾について来れなかったということです。
さらに3人のうちA君は中2になってから伸び始め、B君は高1になってから伸び始めました。それまでは平凡な成績だったのです。というより、B君は中学生のとき塾内でかなり落ちこぼれていたとさえ言えます。
小学生のうちからある程度優秀だったC君は中学の間に数Ⅲまで終わらせ、余裕で堀川に受かりました。これが彼を勘違いさせました。その段階での優秀さってかなり怪しいのです。単にやり方を知っているだけでも高得点が取れ、優秀であるかのように見えます。彼自身も自分が優秀だと思ってしまったのだと思います。
でも実際は、京大が要求するような深い理解には至っておらず、それに本人が気付いたのは高3になってからでした。限りなく手遅れに近いと言えます。運よく受かりはしましたが、数学の学力は上の2人と比べると天と地ほどの差がありました。
結局、小学生部って何なのだろう?
まだ本人のモチベーションによって動き出す前の勉強って意味があるのだろうか?
小学生にとって、何が大事なんだろうか?
稲荷塾はその答えを持っていません。