情熱の継承
20年ほど前、京都で強い塾と言えば、MAT とオズでした。
MAT からは毎年、京大医学部に2桁の合格者が出ていました。
実は松谷君も稲荷塾に来る前は MAT に通っており、MAT には洛星の生徒が各学年20人以上いたと言っています。
オズもかなりの勢力でした。オズを主宰されていた方は元々 MAT で活躍されていて、その後、独立されたのです。この方が書かれた「難問題の系統とその解き方 数Ⅰ」という参考書はかなり詳しいところまで載っており、私も駆け出しのころ、この本で勉強しました。
しかし、いつしかオズの話は聞かなくなり、今はもう開講されていないようです。
MAT も、最近聞いた話によると一頃の勢いはないようです。
稲荷塾のような小さな個人塾では、到底対抗することすらできないと思われた両塾でも、20年の歳月の中ではさまざまな問題にぶつかり、場合によっては傾くこともあるということを知りました。
そこで重要なのは何でしょうか?
まず、思うのは情熱の継承です。
そのためにも、その拠り所を個人のキャラクターや個人の能力にしてはいけないということじゃないでしょうか …
今回はちょっと漠然とした内容になってしまいました。
具体的なことが書きにくいので。