稲荷塾は職人を目指す

大昔、テキストのたたき台を作ってから、テキストが完成するまで3、4年かかりました。

いくら良かれと思って作っても、実際に使ってみると問題の難易度や説明に要する時間が適切とは言えないものが出て来て、その都度作り直さないといけないからです。

それを経ると非常に使いやすいテキストとなり、その後は微調整を繰り返すだけでどんどんとよくなっていきます。

 

今、テキストの解答に解説を加えるという作業を昨年より始めて、それらをすべて板書していたころと比べるとはるかに授業効率が良くなりました。伝えたいことが既に書いてあるので、基本的なことは読んでもらうだけで済みますし、重要なことでも説明に要する時間は大幅に短縮されました。

そして、今年はそれをブラッシュアップする段階に入っています。授業ごとに感じたことを元に説明を付け加えたりしているわけです。

演習の授業で使う演習問題についても同じです。問題を付け加えたり、差し替えたり、解答を分かりやすくしたり、説明を加えたりしています。

まあ、地味な作業ですが、確実に授業のレベルが上がってきていることを感じるので、楽しい作業と言えます。

 

正直言って、ここまでやっている塾や予備校があるはずがないと思うので、自慢できる部分だと感じています。